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「こういうのが好きなんでしょ?」 今は失われた、夏らしすぎる光景に反響

松葉 純一

松葉 純一

2021.08.11 18:00
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失われた光景だった

「四季しのぶ」(@shikishinobu)さんのツイートより
「四季しのぶ」(@shikishinobu)さんのツイートより

投稿者「四季しのぶ」さんは福島市在住。会津問屋という歴史系サークルに所属しているという。投稿のきっかけについてこう語った。

「毎日あまりにも暑かったので、何か涼しげな写真でも上げようかしら、とホントに軽い気持ちでつぶやきました」

四季しのぶさんは、年に何度も大内宿を訪問しているという。投稿した写真は4年前のもので、大通り沿いの水路を利用して飲料を冷やしている光景を捉えたもの。複数の店が、このような形でドリンクを販売していたそうだ。

そこでJタウンネット記者は、8月9日、大内宿観光協会に、「現在も、流水で飲料を冷やしているのだろうか?」と問い合わせてみることにした。

「四季しのぶ」(@shikishinobu)さんのツイートより
「四季しのぶ」(@shikishinobu)さんのツイートより

大内宿は福島県南西部、南会津郡下郷町にある。江戸時代から宿場町として栄えたところだ。茅葺屋根の民家が街道沿いに建ち並び、店舗兼住居として生活しながら、この景観を引き継いでいる。1981年には国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定された。

Jタウンネット記者の質問に対して、大内宿観光協会事務局担当者からは、次のような回答が返ってきた。

「大内宿は、街道沿い左右に茅葺き屋根民家が立ち並び、民家の前、左右2本の水路が流れております。
以前は、Twitter画像のように水路に『ラムネ』『ジュース』『果物』『野菜』を冷やして販売しておりました。しかし、保健所から衛生上の指導を受けまして、現在は水路で商品を冷やして販売しておりません」
「山から流れる自然の水路なので、『水道水などとは違い100%安全とは言えません。』という保健所からの指導でした。但し、夏場のお盆時期など各家に親戚等が多く集まる際に、自家用の飲料やスイカ等を冷やしている場合があります」(大内宿観光協会事務局担当者)

現在はもう、見ることができない光景になってしまったようだ。残念だが、仕方がない。

たまたま自家用の飲料やスイカが冷やされているのを見かけることがあるかもしれないが、あくまで自家用で買うことはできない。しかし、それはそれで癒やされる光景かもしれない。

海外からも反響
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