会話の幅を広げるために、夫婦で漢検2級を受けた結果 →届いた封筒に「会話はなくなりました」
読者の皆さんは、「漢検」を受けたことはあるだろうか。
正式には、日本漢字能力検定――単に漢字が読み書きできるだけでなく、漢字の意味をしっかり理解し文章の中で正しく使える能力を測る検定で、80字を対象とする10級から、約6000字を対象とする1級まで、12の級がある。
ツイッターでは、そんな漢検を夫婦でいっしょに受けたというユーザーの呟きが話題になっている。
「夫婦で同じ試験の勉強をすれば会話の幅が広まるかなと思って一緒に漢検を受けたのですが、結果通知の封筒が夫のものと妻のもので大きさが異なり、妻のほうにだけ『折り曲げ厳禁』『大切な郵便物』と書かれていました。会話はなくなりました」(てあさんの投稿より)
これは、ツイッターユーザーのてあさん(@gmm_tea)が2021年8月4日に投稿した写真。
たしかに、明らかに右の封筒のほうが大きく、「重要」「折り曲げ厳禁」と書かれている。おそらく漢検の合格証書が入っているのだろう。
ということは、左側の小さな封筒は......。
Jタウンネット記者は8日、投稿者のてあさんに詳しい話を聞いた。
妻は1か月前から勉強、夫は...
2人が挑戦したのは、漢検2級(常用漢字がすべて読み書き活用できるレベル、2136字が対象)。第1回検定日、6月20日に受検した。
その目的は、夫婦で同じ試験に向けて勉強し会話の幅を広げることだったが......。結果は、妻のみ合格。てあさん自身は不合格だった。
てあさんは試験の約2週間前から本格的に勉強。一方、妻は1か月ほど前からコツコツ取り組んでいたという。
準備時間の差が結果に表れてしまったのかもしれない。だが、てあさんは
「悔しいのでまた挑戦したいです!」
と、前向きにコメントしてくれた。
さらに、
「問題を出し合ったり、漢字の独自の覚え方を披露し合うのが楽しかったです」
とのこと。
結果はさておき、いっしょに協力しながら勉強して同じ試験に挑戦するとは、なんだかとても素敵な夫婦である。そう感じるのは記者だけではないだろう。
2人が挑戦した漢検は、年に3回実施される。ぜひリベンジに期待したい。
(8月11日10時43分追記)投稿者から回答した内容を訂正したいとの要望があり、記事の一部を変更しました。