「自転車旅の途中で、とてつもない空腹に襲われた。お金がないので近くの旅館で『残飯を分けて』と頼んだが...」(東京都・70代男性)
旅行をするときは、目的地までのルートの確認、宿泊先の手配など、しっかりと事前準備をすることが大切だ。
しかし、まだ気力も体力もあり余っている若いころには「行き当たりばったりでもなんとかなるだろう」と謎の自信が沸き起こってしまう場合も。
その結果、途中で道に迷ってしまう、お金がなくて食事もできなくなる、といったピンチに直面することもあるだろう。
コロナ禍でなかなか旅行に行けない今、かつての楽しい思い出を振り返ろうとJタウンネットが「旅先でのいい話」を募集したところ、東京都の70代男性U大さん(仮名)から、まさにそんなエピソードが寄せられた。
それは今から60年ほども昔、U大さんが高校一年生だった時のエピソードだ。
友人と二人で無茶な自転車旅を強行した末、彼は窮地に陥ってしまう。
そんな中、親切な旅館の人たちとの出会いがあった。