これで制作途中...だと? 大阪を描いた「未完成の風景画」の完成度が高すぎて、脳が混乱するレベル
2021.07.23 17:00
思わず目を疑ってしまう画像が、ツイッターで注目を集めている。
晴れた空を背景に、大きなビルが立ち並ぶ。大きくカーブした高架線下には、何台もの車が走っている。
日本のどこかに存在していそうな、一コマ。こちらはイラストレーターのハンカチさんが2021年7月14日に、
「何でか分からんけど今回のイラストは終りが見えない」
という呟きとともに投稿した画像。なんと製作途中の......イラストだ。
写真にしか見えない絵に、ツイッターでは
「写真かと思ったすごすぎ、、」
「現実だと思った、、、!クオリティーたけぇ」
「え?絵?え?ってなってた。高速道路の光の写り込みとか質感すげえ」
など、驚きの声があがっている。
どんな手法で描かれた、どこの街並みをモチーフにしたイラストなのだろう。
Jタウンネット記者は、15日、ハンカチさんに詳しい話を聞いてみた。
梅新東交差点の歩道橋から見た構図
イラストレーターのハンカチさんは、関西在住の20代男性。
高架線や車を描いたリアルすぎる風景画は、大阪・梅田を描いたもの。
さらに言うと、JR北新地駅(大阪市梅田)近くにある梅新東交差点の歩道橋から見た構図だ。この場所を選んだ理由を聞くと、
「高架の曲線とその照り返しが美しかったので描いてみたいと思いました」
と、ハンカチさん。作画は、画像編集のソフトウェア「Adobe Photoshop」を用いて行っているとのこと。
イラストには、まだ所々に塗り残しがある。全て塗り終えた後は、作品全体の「効果」や細部の調整をして、完成だという。
現時点でのイラストについて、こだわりを聞くと、
「鉄筋の照り返しや陰の中の光の描写だと思います。
実際の反射より誇張した色味を加えたりして陰の艶やかさを意識しています」
と述べた。
ちなみにイラストをよく見ると、ビル群の一つに「ハンカチ」という看板広告が描かれている。
SNS上にあがる「看板にハンカチって描いてあるの可愛い」といった声に対してハンカチさんは、
「最近では看板に自分のペンネームをもじって入れるようにしています。
気づいていただくと嬉しいですね」
と語った。