ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
旅先いい話

キュートな見た目で、攻め攻めコンセプト 大相撲名古屋場所で初登場した「力士かまぼこ」に注目

松葉 純一

松葉 純一

2021.07.15 21:00
0

名古屋場所限定、千秋楽までに完売か?

取材に応じたのは、同社の代表取締役・中陳(なかじん)新平さんだった。

生地蒲鉾の創業は、1927年。黒部の地で、日本海の魚介類と、黒部の名水を生かして、かまぼこ製造を続けている。製品は、富山県内だけでなく、全国に販売されている。

力士かまぼこはいつごろ開発され、発売されたのだろう?

「販売は、今回の名古屋場所が初めてです。1年前ほどでしょうか、販売者様からの依頼があり、数か月前に試作を行い、今回、納品につながりました」(中陳代表)
画像提供:生地蒲鉾
画像提供:生地蒲鉾

名古屋場所で力士かまぼこが好評だというが、売れ行きはいかが?

「当初予定ではうどん、ちゃんぽん用に6000個製造して、土産用の3個入りパックを500製造してお引渡しする予定でした。
しかしお土産用の商品が売れ行きが良く、追加追加で結局1000パック製造することになりました。恐らく千秋楽までに完売すると思われます」(中陳代表)
チャン浅野(@changasano)さんのツイートより
チャン浅野(@changasano)さんのツイートより
「名古屋場所限定とのお話でしたが、売れ行きとお客様からの評判がいいとのことで、別の場所での販売も視野に入れているそうですし、弊社としてもオンライン販売を検討しております」(中陳代表)

コロナの影響下での動きから一転、製造も発送の方もいっぱいいっぱいで、残業が続く日々だという。まさに嬉しい悲鳴とは、このことだ。

ツイッターなどでも話題になっていることに対しては、次のようにコメントした。

「富山には伝統的にかまぼこに細工を施した、結婚式等でご利用いただく『細工蒲鉾』という食文化があります。今回はその技術を利用して作ったかわいらしいかまぼこです。 製造しているときは売れるかどうか心配だったのですが、ツイッターでの評価や弊社インスタでの投稿に対していいねがたくさんついたりしているのを見ると、安心したのと同時に味に関しても好意的な意見も多く、富山のかまぼこ文化というものを広めるのに一役買うことができたのかな、と嬉しく思っています。
ただ小さい会社で、なおかつ1つ1つ手作りでの仕事になりますので、大量生産できない事情もあります。大きなご注文が来ても対応できないこともある点を、ご理解いただければ幸いです」(中陳代表)
PAGETOP