広島の商店街に活気を取り戻せ! スマホゲーム活用の「街歩きイベント」で生み出した「人とのつながり」
2021.06.21 15:00
提供元:広島県
サッカー選手のデジタルカード、割引券が出現!
今回、「ビトにゃん」のアプリ上では、イベント期間中および実施場所限定で、マチナカの各スポットにサンフレッチェ広島の選手たちのデジタルカードや、協力店舗の割引券などが出現する特別仕様となっていた。
また、集めたデジタルカードの枚数に応じた景品を用意するなど、デジタル(アプリ)とリアル(現実世界)を連動させる工夫も光った。
デロイト トーマツ・外山さんは「ユーザーを飽きさせないアイデアが盛り込まれた点がユニーク」と評する。
「来街者の視点では、彼らにとっても何らかのメリットがなくてはなりません。
しかも、より確度の高いデータを取得するためには、ユーザーには繰り返し利用してほしい。サンフレッチェ広島とのコラボは、こういった問題をクリアしたと思います。
リアルワールドゲームス社のエンジニアのみなさんも、商店街の要望を的確におさえたカスタマイズで、見事に応えていました」(デロイト トーマツ・外山さん)
サンフレッチェ広島にとっても、大きなメリットがあった。
チームは3年後に広島中心エリアへのホームスタジアム移転(中央公園自由・芝生広場)を控えている。そのため、この地域でアピールする絶好の機会が得られたのだ。
「サンフレッチェ広島は、思っていた以上に、前のめりで関わってくれました。イベント期間中のホームゲームでは、来場者への配布物やスタジアムのスクリーンで告知してくれましたし、僕もスタジアムにしゃべりに行きました(笑)。
また、マチナカに掲示するインタウンウォークのポスターにも、選手たちの直筆サインを入れてくれて。参加者にとっても、選手のサインを撮影しに行くという別の目的もできて、より楽しめたのでは」(セトラ・松川さん)