それ、破壊しなきゃダメなやつ! アクセサリーショップのLotR風「指輪修理」の看板にツッコミ殺到
2021.05.26 11:30
パロディなら目に留まりやすいと思った
19日、記者の取材に応じた旅客さんは看板発見当時をこう振り返った。
「撮影日時は17日午後7時ごろで、場所は札幌地下鉄東豊線美園駅近くのカフェでした。
犬の散歩中に発見し、ウィットが利いてるなあと思ってつい写真を撮りました。
後になってお店の方が自分で描かれたと知ってびっくり。やるやんけ、という印象です」(旅客さん)
21日、「指輪修理」の看板を掲示しているカフェ「Cafe de Mochai」(@MochaiCafe)にも話を聞いた。同店は美園駅の地下鉄1番出口前のアクセサリーショップ「ZYU」の二階にあるチャイ専門カフェだ。
取材に応じたのは、店主の古川ともさん。同店を経営しつつ、絵画や彫像といったアート作品も好きでよく作っているという。「指輪修理」の看板も自身の作品だ。
「店の階下のアクセサリーショップZYUがこの建物のオーナーであり大家さんでもあり、もともと自分もここからアクセサリーの原型作りの依頼を受けてた縁もあって、このカフェを預かったんです。そんなところで協力体制で頼まれた看板から内装外装工事までDIYでほぼ行ってきていたところ、『一目でわかりやすい指輪修理の看板を描いてほしい』との要望がありました。
誰でも知ってる指輪物語のポスターのパロディならより目に留まりやすくなり、そしてなんらかの記憶と絡み合い印象を持ってくれるはず、と思い描きました」(古川さん)
たしかに、これは一度見たらなかなか忘れられないインパクトだ。
なお、こちらの看板を制作したのは2008年ごろで、建物の壁や内装で使った水性ペンキの余りものを使って5時間ほどで描いたものだという。
「描いたときは実はまだ映画自体を見ていなくて。でもイライジャウッドのファンで他の映画は見てました。パロディなので、ただ道行く人に笑い飛ばしていただければと思って描きました」(古川さん)
ツイッターでの反響について、古川さんは、
「ネット上でツイッターやタンブラー等、画像を付随したSNSでなんども持ち上がっては消え、ひとづてに拡散してたよとは教えられたのですが、それでお店に人が増えるとかはまったくないので、奇妙な風が吹いてるなあ、と思います」
とコメントしている。