「特急列車で猛ダッシュする子を叱りもしない両親。私が注意しても、見えすいたウソを吐き...」(宮城県・40代男性)
「トイレに行っているだけです!」
以前、地方都市へ向かう特急列車に乗った時の事です。
私の席は車両の最後列でした。
少し遅い時間でしたので、私の反対側の乗客などは眠っている人も何人かいました。
前方で座席を向かい合わせて、ふた家族の子どもたちが騒いでいます。
最初は気にしていなかったのですが私がお弁当を食べ始めるタイミングで、大声でジャンケンをはじめました。
すると負けた子供が車内を走って来て、私の横の扉を開けデッキへ行ったと思ったら折り返して席へ猛ダッシュ...。それが次々と続きました。反対側の乗客も、さすがにそれで目を覚ますほどの騒がしさ。
何度も走って来る少年に、私がそっと
「お兄ちゃん...」
と声をかけると、それを遮るように
「トイレに行っているだけです!」
と...。悪気はないようで、元気いっぱいです。
もちろんトイレになんか入っていません。
そのあとからは他の子どもたちが、こっちを指刺しながら人の顔を見てダッシュしてくる始末。
親達も一切注意もせず知らん顔しています。
ちょうどその時、車掌さんがやって来ました。