製本工場がなぜにんにく?
工場長の小谷英輔さんによると、例えば大学の図書館からの依頼で学生が休みになる1~3月と7~9月は忙しいのですが、それ以外の時期は仕事が少ないのだとか。
近年の出版数の低下やデジタル化により製本依頼は年々減少し、工場稼働率による雇用維持が課題になっているなか、この周期にぴったりはまる事業を探したそうです。
そして、2015年に養父市が「国家戦略特区」となり地域の企業が農業に参入できることになったことから、閑散期の3~7月に収穫・乾燥、9~12月に土づくり・植付けができる「にんにく」にたどり着きました。