「君のことを詠んだ短歌が...」 河原でチューバを吹く青年とおばあさんの優しい交流にグッとくる
2021.04.16 17:00
コンサートに向けて練習していると...
Jタウンネット記者は4月14日、投稿者のダイキチさん(会社員、男性)に詳しい話を聞いてみた。
彼は、音楽スタジオが予約できない時や、天気のいい週末には、河原で楽器の練習をするという。暖かな時季には、月に2~3回ほど足を運ぶそうだ。
当時、大阪の安威(あい)川近くにある西河原公園(茨木市)付近で、4月24日に開かれるコンサートに向けてチューバの練習をしていた彼。その最中に、おばあさんから声をかけられた。
ダイキチさんによると、おばあさんは音楽が好きで、「よくクラシックのテレビ番組を見ている」とも話していたそう。
手紙を貰った時の気持ちを聞くと、彼は
「河原という公共の場所での練習は一歩間違えば騒音行為であるにもかかわらず、すばらしい短歌にしていただいてとても温かい気持ちになりました。
なによりチューバという楽器を知って、覚えてくださっていることが嬉しかったです」
と述べた。
彼は自身のツイッターで、楽器の練習風景などをアップしている。
「今後は所属バンドが海外のコンテストに出場予定ですのでまずはそこに向けて練習に励みたいと思います。
音楽は生涯続けて、多くのひとに感動を与えられるようになりたいです」
と今後の抱負を語る。
河原でチューバを吹き、その背を見て歌を詠む。なんて幸せな連鎖だろう。