「もうこの街から出られない」 ネットでネタにされがちな「町田」の人気が急上昇している理由
アウトレットなのにカヤック体験!?
まず訪れたのは、南町田グランベリーパーク内にあるアウトレット複合施設「グランベリーパーク」だ。
ここでは買い物だけでなく、「遊び・体験」ができる場所があるのが特徴。大人も子どもも楽しめる要素がたくさん詰まっている。
そのうちの一つ、アウトドアブランド「モンベル」では、なんとクライミングとカヤックが体験できる。
クライミングのヘルメットやハーネス、カヤックのライフジャケットなど必要な装備はレンタル可能。クライミング体験は小学生以上、カヤック体験は3才以上が対象で、どちらも参加者は小学生が多いそうだ。
続いて訪れたのは、大きな窓と木のぬくもりを感じる内装が特徴の「まちライブラリー」だ。
ここの本棚や家具は、鶴間公園の伐採材で作られているという。
外の景色を眺めながらの読書は最高だ。まちライブラリーは「みんなの居場所」を目指しているという。
「ここでは、子どもは走ってはいけない、静かにしなきゃいけない、飲食してはいけない...というNGがありません。中高生、ファミリー、お年寄りなど、いろいろな世代の人が来ます」(まちライブラリー・スタッフ)
そして本を開くと、中にはこんなカードが。
これは「みんなの感想カード」。他の人がこの本を読んでどう感じたか、自分の感想と比べてみるのも面白いだろう。
まちライブラリーの建物の下には南町田子どもクラブ「つみき」があり、子育て世代も気軽に訪れることができる。「つみき」には、遊戯室や乳幼児室など、子どもたちがのびのびと遊べる施設がそろっている。
そして、スヌーピーファンの聖地ともいえる「SNOOPY MUSEUM TOKYO(スヌーピーミュージアム)」と「PEANUTS Cafe(ピーナッツ カフェ)」があるのも、南町田グランベリーパークの大きな特徴だ。
幼い頃からスヌーピーのぬいぐるみと共に暮らしてきた筆者。スヌーピーだらけのミュージアムの外壁をみただけで、ときめいてしまった。
ピーナッツカフェには、お馴染みの犬小屋風の装飾が。壁面には初期から現在に至るまでのスヌーピーが描かれている。
ここでテイクアウトの「ピーナッツ・ギャング ピクニックボックス」(2376円)を買って、パークゾーンの鶴間公園へ。セットのレジャーシートを広げてワッフルをつまむ。気づけば、もう夕暮れだ。
今日1日過ごしてみて、町田の快適さを思い知った筆者。ここなら遊ぶ場所には困らないし、都心の会社に通うことも、快適な空間でテレワークすることもできる。いっそのこと住んでしまうのもいいかもしれない。
気になった人は、まずは休日に訪れてみてはいかがだろうか。
<企画編集・Jタウンネット>