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「もうこの街から出られない」 ネットでネタにされがちな「町田」の人気が急上昇している理由

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2021.03.25 17:00
提供元:町田市

リスでかい。でも癒される...

町田駅から約20分バスに乗ったところで、リス園に到着。市内はバスが多く走っており、買い物などのおでかけの移動もしやすい。

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リス園は、「町田薬師池公園四季彩の杜」という東京ドーム3個分の面積を保有する公園の敷地内にある。その他にも、薬師池、ダリア園、ぼたん園、ふるさと農具館、そして20年4月にオープンした西園など、複数のエリアに分かれている。

リス園では、タイワンリス、シマリス、ニホンリス、アカリスのほか、ウサギやモルモット、プレーリードッグなどの小動物を飼育している。見ているだけでも十分癒されるが、彼らにはエサをあげることも可能だ。

お、エサの時間か?(ウサギ)
お、エサの時間か?(ウサギ)

お水ゴクゴク(モルモット)
お水ゴクゴク(モルモット)

フードファイターみたい(シマリス)
フードファイターみたい(シマリス)

なんて平和な世界...。ポカポカ陽気と小動物のダブルコンボに、仕事を忘れかける筆者。時折、目に飛び込んでくる独特な絵柄の看板も味があって良い。

この絵柄、守りたくなる
この絵柄、守りたくなる

しまりす「BEAN BAGってゆうのさ」
しまりす「BEAN BAGってゆうのさ」

しかし本番はここから。園の目玉である、タイワンリス約200匹が放し飼いされているリス放し飼い広場に、いよいよ足を踏み入れる。

「野生なんですよね、彼らは。そこに人間が入っていくという感じです。ここで30年くらい育てているので、他の動物園の方に『もうタイワンリスじゃなくて町田リスなんじゃないか』と言われたこともあります」

園のタイワンリスたちについてこう話すのは、園長の樋口健治さんだ。

ついに町田リスと言われてしまった(タイワンリス)
ついに町田リスと言われてしまった(タイワンリス)

周りを見渡せば、エリア内を縦横無尽に駆け回るリス、木に寝そべって日向ぼっこをするリス、差し出されたエサにがっつくリス...。たしかに皆、思うがままに生きている。

園長の樋口健治さん。SNSで話題になった看板を、撮影のために出してくれた
園長の樋口健治さん。SNSで話題になった看板を、撮影のために出してくれた

「お客さんはリスたちにエサをあげたりして楽しんでますね」と話す樋口園長。動物たちと直に触れあえるのもリス園の醍醐味だ。

だが、筆者がリスにあげるエサを買おうとした瞬間、優しい園長から険しい声が飛んだ。

「絶対にミトンと手袋をつけてください!彼らエサ袋を狙ってきますから!!気をつけて!!!」

そう、このリスたちはエサ(ヒマワリの種)が大好き。自身がケガをしないようにミトンと手袋の装着は必須だ。

見事な食べっぷり
見事な食べっぷり

スルスルと肩にのぼる。意外と大きいぞ...
スルスルと肩にのぼる。意外と大きいぞ...

まるでリス使いだ
まるでリス使いだ

見渡すと3、4歳くらいの小さな子どもも、リスにエサをあげている。樋口園長は「来園者は家族連れが多いですが、最近はカップルも訪れますね」と話しており、大人も子どももリスに魅了されているようだ。

リスよ、癒しをありがとう...。後ろ髪をひかれつつ、今度は薬師池周辺を散歩することに。ここは四季折々の自然が美しく、春は桜が見ごろになっていることだろう。

四季折々の姿が美しい「薬師池」(画像は町田市観光コンベンション協会提供)
四季折々の姿が美しい「薬師池」(画像は町田市観光コンベンション協会提供)

筆者が訪れたときは梅が咲いており、カメラを構える人や写生に励む人の姿が見られた。

時間はちょうどお昼時。ここで、夫婦で公園に来たという男性に話しかけてみた。

「町田に住んで6年目になります。ここに来たのは2、3年ぶりで2回目。家からコーヒーとおかしを持ってきて野外喫茶店の気分です」(83歳男性)

公園は広く、コロナ禍でも他の利用者と十分な距離がとれる。一周するだけで軽い運動になるうえ、開放的な気分を味わいたいという人にはうってつけの場所だ。

おだんごなどの甘味や軽食を楽しめる「やくし茶屋」も人気だという。

3月の薬師池。広くて開放的だ
3月の薬師池。広くて開放的だ

また、ベンチで息子さんと昼食をとっていた男性は、

「町田に住んで3年目です。僕が仕事休みなので、3歳の息子とリス園に行ってきました。今、住んでいるところは幼稚園が近いし、大きめの公園が多いのでありがたいですね」(37歳男性)

と話した。町田市には芹ヶ谷公園、野津田公園もあるので、子どもがのびのびと遊ぶ場所には困らないだろう。

ちょっと小腹が空いてきたタイミングで、西園にあるカフェ・レストラン「44 APARTMENT薬師池店」を発見。

カフェ・レストラン「44 APARTMENT薬師池店」
カフェ・レストラン「44 APARTMENT薬師池店」

ここの名物は「薬師バーガー」と「薬師ソフトクリーム」。筆者はミルクとブルーベリーをミックスした「薬師ミックスソフトクリーム」(480円)を注文した。

一口食べると、まるで口の中が牧場になったかのよう。ミルクの甘さとブルーベリーの酸味が、半日歩き回った疲れを癒してくれる。地場産のミルクとブルーベリーを堪能できる町田らしい1品だ。

薬師ミックスソフトクリーム
薬師ミックスソフトクリーム

このほか、西園にある直売所では町田産の農作物や卵、町田市名産品などを販売。ライブラリー・ラウンジでは休憩がてら本を読める。ラボ・体験工房にはキッチンが付いており、事前予約をしておけばスペースを貸し切ってパーティーなどに利用できる。

一休みしたところで、最後の目的地へ。町田駅に戻り、電車を乗り継いで向かった先は「南町田グランベリーパーク」だ。

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