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北海道のスープカレーをお取り寄せしたら...エビが踊るトリセツがかわいすぎる

大久保 歩

大久保 歩

2021.03.11 17:00
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「スープカレー」といえば、札幌では特にポピュラーな存在だ。

一般的なルウのカレーよりもさらさらした液状なのが特徴だが、皆さんは食べたことがあるだろうか。

今、ツイッターでは「作り方の説明書がかわいすぎる」というスープカレーが注目を集めている。

これは、ツイッターユーザーのちょろぎさん(@chorogiin)が2021年3月9日に投稿したもの。

「スープカレーお取り寄せしたんだけど説明書のエビがかわいくて気が散る」

という一文とともに、作り方の説明書の画像が貼られている。

鍋の横にいるのは、「どうしても手伝いたいエビ」。両手(脚?)をあげて張り切っているように見える。次の画像の「3」の項目にも、同じエビが。腰を振って踊っているようだ。

そして最後の「4」の項目では、豪華に盛り付けられたカレーの横で、ガッツポーズをしている。これは「自分がやり切った感じのエビ」である。

よく考えてみると、エビ自身はカレー作りを何も手伝っていないのでは......?

このスープカレーを販売している専門店「スープカリー奥芝商店」(以下、「奥芝商店」)の公式アカウントも、

「エビさん毎日頑張ってくれています 踊っているだけなんですけどね‥」

というリプライをちょろぎさんに送っている。

何もしていないが、なぜか張り切っている可愛らしいエビ。なぜ、スープカレーの説明書にエビが?

Jタウンネット編集部は10日、奥芝商店を運営する「NEXT LEVEL」に詳しく話を聞いた。

いちばん人気は海鮮がごろごろ

左上のエビに注目(画像はちょろぎさん提供。編集部でトリミング)
左上のエビに注目(画像はちょろぎさん提供。編集部でトリミング)

取材に対応してくれた担当者によると、エビが踊っているのには、店のブランドコンセプトが関係しているのだと言う。

「奥芝商店は、『古き良き日本をおもしろく』をブランドコンセプトに掲げております。そのため、作り方の説明書にもクスッと笑える要素をデザイナーが入れたというわけです」

とのこと。

また、店の代名詞ともなっているのがエビの出汁を使ったスープであるため、店が発信するキャラクターにはエビが使われることが多いのだとか。

ちょろぎさんの投稿へのリプライ欄には、

「奥芝行きたくなった」
「お取り寄せしよっ」
「奥芝商店さんの海老カレー食べて感動したので私もお取り寄せしようかな そんなアグレッシブな海老がいるならなおさら」

などの声も多く寄せられている。

担当者によれば、「レンジで簡単!奥芝商店 海老だしスープカレー【1人前400g 5個入り】」を除くスープカレーには全て、エビが踊っている説明書が付属するという。

中でもいちばん人気なのが、ちょろぎさんが購入したものと同じ「北海道の恵み!竜宮の賄い海鮮スープカレー【500g×2個/2~4人前入り】」。エビ、イカ、ホタテ、アサリなど北海道らしい海鮮がたっぷり詰まったスープカレーである。他の商品の2倍近く売れているのだとか。

ちょろぎさんに感想を聞くと、

「エビはもちろんゲソやホタテなど具がゴロゴロ入っていてダシも美味しいし、カレーの味付けもスパイスカレー寄りで美味しかったです」

と、答えてくれた。

ちなみに、奥芝商店の公式アカウントによると、今回のちょろぎさんの投稿がきっかけでびっくりするほど注文が増えたそう。

「踊っているだけ」と言われていたエビも、売り上げに貢献できて誇らしいのでは。

「自分がやり切った感じのエビ」(画像はちょろぎさん提供。編集部でトリミング)
「自分がやり切った感じのエビ」(画像はちょろぎさん提供。編集部でトリミング)

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