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「お寿司模様のレースハンカチ」を買える自販機が横浜にあった いったい何故?設置の経緯を聞くと...

井上 慧果

井上 慧果

2021.03.06 20:00
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10万円売り上げる日も...

2月17日、Jタウンネットは投稿者の陣内@さんを取材し、話を聞いた。

生まれも育ちも横浜で「神奈川・横浜大好きなフツーの会社員」だという陣内@さんが、この自販機を訪れたのは15日のこと。翌日に再訪した際には、実際にお寿司ハンカチを購入したそうだ。

レースのお寿司ハンカチ(画像は陣内@さん提供)
レースのお寿司ハンカチ(画像は陣内@さん提供)

このユニークな自販機についての感想を尋ねると、

「率直に『湘南クッキーさんのクッキー自販機ならぬ、ハンカチ自販機ってキてるし、何よりラインナップが予想を遥かに越えてきた』と思いました」

との答え。ちなみに、「湘南クッキーのクッキー自販機」というのは神奈川県内の各地に設置されているクッキーがリーズナブルな価格で購入できる自販機だ。神奈川県、意外とユニークな自販機が多いのかもしれない......。

それにしても、気になるのはこの自販機が設置された経緯だ。

詳細を知るべく、Jタウンネットは3月2日、自販機内の製品を作っている「近沢レース店」(横浜市中区)を取材し、執行役員・営業統括本部長の近澤柳さん(40)に話を聞いた。

近澤さんによれば、この自販機を設置しているのは展示会の設営やイベント企画など多岐に渡る業務を行っている誠友社(神奈川県横浜市)。

同社の社長から「自販機に近沢レースの製品を置きたい」と提案を受けたことがきっかけだったという。

京急線のホームにある(画像は陣内@さん提供、編集部で一部トリミング)
京急線のホームにある(画像は陣内@さん提供、編集部で一部トリミング)

自販機が設置されたのは20年9月。

「ちょっとした忘れ物に対応できる」ことがコンセプトで、販売しているのはレース製のハンカチとマスクだ。

「このコロナ禍において、対面販売だけではない小売りで活路を見出したいと考えていたので、自販機ビジネスを始めました。
元々はうちの商品だけではなく、違う商品も置く予定だったようなのですが、うちだけでやらせてもらえないか、その方がより面白いものになるのではないか、とこちらからご提案して、今の形になりました」

と近澤さんは話す。

「今の時期、マスクを忘れて出かける......ということはあまりないかもしれませんが、ハンカチを忘れたときとか、たとえば取引先に行くときのちょっとした手土産を持っていきたいけど時間がないというときなどに活用してもらえるのではないかと考えています」

とのこと。

1日の売り上げは多いときで10万円ほどになることもあるそうで、マスクとハンカチどちらも同じくらいの売り上げだということだった。

気軽に使えるレースハンカチを
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