「お前ら付き合ってるんだろ?」 ラブラブすぎる川崎のアトレ&ラゾーナ、その「なれそめ」を聞いてみた
19年からタイアップを実施
この貼り紙について、Jタウンネットは10日、投稿者のベルヨシダさんに話を聞いた。
ベルヨシダさんが貼り紙を見かけたのは9日の18時頃。
「先にラゾーナさんのポスターを川崎駅コンコースから入れるエスカレーター脇で見つけました。その後、反対側のアトレさんのコンコースからの入口でシャッターに貼られているのを見かけ撮影しました」
と、経緯を説明する。
普段から、アトレやラゾーナをはじめ、駅前の商業施設をよく利用しているというベルヨシダさん。この貼り紙を見たときの感想を尋ねると
「駅を挟んだ隣接した競合施設のはずなのに、街ぐるみと言う視点から互いにいやいやながらもライバル施設を勧めてる、洒落の効いた表現がツボにハマり、思わず笑ってしまいました」
とコメントした。
Jタウンネットは同日、アトレ川崎にも取材をし、販促の担当者から話を聞いた。
実は2019年6月から「川崎駅前お買い物活性化プロジェクト」としてタイアップしているという二施設。
「別の施設ではありますが、川崎駅前の西と東の玄関口として何かできればと思い、この企画を始めました。年末年始を含めて年に3回、休館日のお知らせを掲示する際にはこうしたコラボを行っています」
と担当者は話す。また、
「お越しいただくお客様にくすっと笑っていただければ」
という思いで、このようなユニークな内容にしているそう。
このプロジェクトは、19年の9月に二館連動で「スタミナ肉祭」を開催するなど、盛り上がりを見せていた。
しかし、いよいよ本格的に展開していこうとしたタイミングでコロナ禍となってしまい、現在はひとまずこういった貼り紙がメインとなっているとのこと。ただ、21年の正月にも、二館合同で地元の新聞に広告を掲出するなど、勢力的に、また仲睦まじくコラボしているようだ。