書名の面白さのみで本を選ぶ「日本タイトルだけ大賞」 2020年のグランプリ作品は...
2020.12.26 21:00
中身は「読んでいません」
番組が山田さんに聞くと、選考基準は「オールジャンルの書籍からタイトルのコピー・美しさ・面白さのみで評価しています」とのこと。「本とタイトル」は「商品と広告」の関係に似ていて、タイトル次第で大ヒットの可能性もあるとか。
タイトルの良い本は内容も良いのですか?との質問には、「そうでもない」。3割いけばいいとのこと。
20年12月10日発表の第13回大賞作品は
「あやうく一生懸命生きるところだった」(著)ハ・ワン
選考基準は、「コロナ禍で『今までの生き方でよかったのか』と考えさせられる時代にこの言葉が共感できた」「テクニック的には毒を吐きながらも、独りよがりにならずうまく言語化できている」とのこと。
ちなみに過去の大賞作品は
「砂漠の空から冷凍チキン」(著)デレク・ミラー
「人間にとってスイカとは何か」(著)池谷和信
「ゾンビ対数学」(著)コリン・アダムズ
「妻が椎茸だったころ」(著)中島京子
「やさしく象にふまれたい」(著)オノツバサ
いずれの本も「読んでいません」と山田さん。本屋さんで気になるタイトルの本を探してみるという楽しみ方は、新しくて面白そうです。
(ライター:まみ)