女湯で酒が飲める、だと...? 色んな背徳感を楽しめる「不健康ランド」に行ってみた
メニューも背徳的...!
筆者が案内されたのは、立派な銭湯のタイルに面したカウンター席。
こうして改めて見るとなんとも迫力があるな......と綺麗なタイルを眺めていたら、お店の人がお酒とおつまみを持ってきてくれた。
この日はプレオープンとのことで、店オススメのメニューを出してもらった。
まずはお酒。
銭湯いえばお決まりの牛乳をお酒として楽しめる牛乳ハイ。
今回、筆者が飲んだのはコーヒー牛乳ハイといちご牛乳ハイだ。
自分で焼酎の入ったコップに瓶の牛乳を注いで完成。
まずはいちご牛乳ハイを飲んでみた。
子どもも大人も大好きないちご牛乳の味で、甘くて飲みやすい。つい、風呂上りのような気持になって一息に飲んでしまいそうになるほどだ。とはいえ、奥の方でほんのりアルコールの香りもして、しっかりお酒である。
続いてコーヒー牛乳ハイ。こちらも昔ながらのコーヒー牛乳をイメージしながら一口飲んで、驚く。甘くない......!
メニューを見ると「ちょっと大人の甘くないコーヒー牛乳」と書かれていた。
確かにこれは大人の味だ。先ほどのいちご牛乳よりアルコールの風味も感じる気がする。
甘いのが苦手だけど銭湯気分を味わいたい......そんな人にぴったりかもしれない。
他にも、牛乳ハイはスタンダードな牛乳やフルーツ牛乳もあり、全4種類。いずれも480円と値段も手頃である。
そしておつまみとして出してもらったのは、こちら。
おすすめしてもらった3品の中で、妙に気になるのが「魔法のキノコ」。こんもりと盛られているのはえのきだけの素揚げである。
サクサクとスナック感覚で軽く食べられる素晴らしいおつまみだが、いったいどこが魔法なのか......? その理由はどうやら、その横にちょこんと置かれている「パケ」にあるようだ。
気になったのでお店の人に聞いてみると、この謎の粉は香辛料ミックスのようなものだそう。とはいえ、意味ありげ(?)な袋に入った粉を振りかけていると、何だかいけない気持ちがしてくる。これも背徳の美味......。
慎重に粉を振りかけたえのきだが、食べてみると、何やら複雑な味がしてよりいっそう後をひくおつまみに変身していた。お酒も進む。何の味だろう、少しぴりっと辛くて無限に食べられてしまう味だった。
こんなに揚げ物をもりもり食べてしまってもいいのだろうか......と思いながらも、全て完食し心もお腹も、背徳感も満たされた筆者。
ここで改めて「不健康ランド 背徳の美味」を運営するwackwack creative代表の井川裕介さん(37)にこのお店について詳しい話を聞いた。