厳島神社の「工事現場ライトアップ」が神秘的と話題に 修理中なのになぜ?市に事情を聞くと...
2020.11.04 06:00
工事現場をライトアップする理由は
では、なぜ工事現場のライトアップは行われているのだろう。
編集部は11月2日、ライトアップを行っている廿日市市役所にも取材した。
同市役所の宮島支所によると、工事現場は毎日、日暮れから23時まで明るく照らされている。大鳥居の工事が始まる以前から、鳥居を照らしていた照明で現場をライトアップしているそうだ。
工事が始まってからもライトをつけている理由を聞くと、
「ずっとついていたものが消えてしまうのも寂しいということで、神社さんとも話をして、そのまま引き続きやりましょう、とやっています」
とのことだった。
海に浮かぶ幻想的な大鳥居を見ることができないのは残念だが、こんなに神秘的な工事現場もないだろう。この貴重な姿を見に行かないのは、逆にもったいないかもしれない。
なお、厳島神社のウェブサイトでは、大鳥居の改修工事の終了予定日は「未定」となっている。