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クオリティ高すぎ...! 香川のスーパーに建設された「ルマンド王国」が話題に→なぜここまで?担当者に聞いた

井上 慧果

井上 慧果

2020.10.22 06:00
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「1つの売り場にストーリー性を」

改めて売り場をよく見てみると、お城やイラストの他に、カボチャ型のカードが。

ハロウィンパーティーがあるらしい(画像は投稿者より提供)
ハロウィンパーティーがあるらしい(画像は投稿者より提供)

そこには

「ルマンド城でハロウィンパーティーをするよ! ルマンド王子のもと、となりの国のホワイト姫、いたずらっ子のおとうとたち、ちょっぴりおしゃべりなシルベーヌちゃんがあそびにくるよ。さあ!! あなたもおきにいりのおかしをもってルマンド城に行こう!」

とメッセージが書かれている。

ホワイト姫とシルベーヌちゃんとは、同じくブルボンのビスケット菓子の「ホワイトロリータ」と「シルベーヌ」のことだろうか......。

飾りつけが見事なだけでなく、世界観もあるとは、何とも楽しいPOP展開だ。この投稿にツイッターでは

「聖地だ...!」
「王国のしもべとなりたい」
「まさにブルボン王朝...」
「なにこれ移住したいです!」

とルマンド王国に心躍らせるユーザーからの反応が多く寄せられている。

それにしても、これはどういった経緯で建国されたのだろうか。そしてこのハイクオリティなイラストやメッセージは誰が制作したのだろうか......。

その詳細を知るべく、Jタウンネットは19日、フジ(愛媛県松山市)の本部を取材した。

広報担当者によれば、このルマンド王国は

「メーカー様より提案がありフジとしてキャンペーンをおこなっていました」

とのことで、全店で実施した企画だそう。

とはいえ、上段の城はブルボンから提案があった販促物であるものの、その他のイラストやカードは楠上店が独自で制作したものだという。

担当者はこの取り組みを、

「菓子部門担当者が考案し、ストア社員さんと共にアイデアを更に練って作成いたしました」

と説明。その上で、菓子部門やストア側にも確認したとして、今回のルマンド城が誕生した経緯について、次のように説明した。

「ルマンド城を見たときお城といえば、王子様・お姫様ですよね。これはお子様や女性の方にとって夢という永遠のテーマだと思います。そこでタイムリーな時期でもあるハロウィンということも考慮すると(お城でパーティー)がイメージできました。

1つの売場にもしストーリー性をもったらどうなるのか? 考えたら次から次へとこんな風にしたいこれをやってみたいというアイデアが浮かび、最後は小さい子供さんでも読めるような一枚の絵本を仕上げるまでに至りました」
売り場を絵本に(画像は投稿者より提供)
売り場を絵本に(画像は投稿者より提供)

POPは10月の下旬まで展開予定。また、毎年行っている企画ではないとのことだ。

今回、売り場がツイッターで話題となったことについて、担当者は

「お客様からの反響を素直にうれしく思います。
日々商品を通じて、お客様の喜びや笑顔を見たくて仕事をしています。今後も近隣にお住いの方々にご来店していただけるよう楽しい売場にしていきたいと思っております。皆様のご来店を従業員一同、お待ちいたしております」

とコメントした。

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