蒸れにくくメイクも落ちづらい 伝統工芸の技術が生かされた「マスクフレーム」が評判に
2020.09.03 17:04
[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2020年8月19日放送の「なぞの細道」のコーナーで、加賀市にある石川樹脂工業から中継をしていました。
元々は、伝統工芸である山中漆器を扱っていた会社でしたが、現在、その技が多方面に活かされています。
漆器づくりの技がコロナ禍に生きる
この会社の周辺は、昔から山中漆器が伝統工芸として受け継がれていました。
石川樹脂工業ももともとは漆器を扱っていましたが、その後、樹脂を扱う会社として発展していきます。漆器の技法を生かして製造した樹脂製漆器に対する外食産業からのニーズが高かったのです。
樹脂製漆器のニーズは新型コロナのために減少しましたが、「マスク着用では厨房が暑い」「お客様と話しにくい」などの話を聞き、同社は樹脂のマスクフレームを思いつきました。
立体的なマスクフレームは、口とマスクが触れることがなく口に大きな空間ができるため、蒸れにくくメイクも落ちにくいと評判だそう。
他にも樹脂の非接触式ドアオープナーなども製造しました。手にドアをふれることなく扉を開けることができます。
漆器の技が、意外な方向で活かされていますよね。
(ライター:りえ160)