魚が地中を泳いでる...? 富士山麓にある「森の中の水族館。」が完全にファンタジーの世界だった
畳に寝転んで魚を鑑賞
Jタウンネットは2020年8月19日、富士湧水の里水族館を運営する桔梗屋(本社・山梨県笛吹市)の広報担当者に詳しい話を聞いた。
富士湧水の里水族館は、2001年4月に開館。富士山麓の森の中に位置する木材張りの水族館で、建物を半分囲むような外池が特徴的だ。
担当者によれば、水族館では約100種1万匹の生物を展示。地下から汲み上げた、透明度の高い富士山の湧き水を飼育水に利用している。館内には大型水槽7本が設置されているが、今回話題となった「二重回遊水槽」と「横見水槽」は特に人気があるという。
「二重回遊水槽」は館内中央に位置するドーナツ型の水槽。大きな水槽の内側に小さな水槽があるという二重構造で、魚の大きさによって水槽が分けられている。分かれていても、魚たちが一緒に泳いでいるように見えるのが魅力的だ。
また「横見水槽」は先述の通り池の中を横から覗ける水槽で、1メートル以上のチョウザメや大きなニジマスが悠々と泳いでいる。普段は水槽横に畳が設置され、寝転んだ状態で魚を鑑賞できるが、現在は新型コロナウイルス対策のため撤去されているという。
来館者からは、
「海の近くにある水族館とは雰囲気が全然違うので面白い」
「海のない山梨県で水族館があるなんて驚いた」
「綺麗で落ち着いていて良い水族館だった」
といった声が寄せられているそうだ。