移住はもう「下見なし」の時代に...? 北九州市の「オンライン移住相談」が手軽すぎて最高だった
2020.07.14 16:00
提供元:北九州市
いざ、オンライン移住相談!
相談に乗ってくれるのは、北九州市門司区出身の菊池勇太さん(31)。
東京、福岡での就職を経て、現在は門司港でゲストハウスやウェブメディアの運営など幅広い事業に携わっている。一度地元を離れているからこそ、移住者の悩みも理解してくれそうだ。
では早速移住相談を......と思ったところで、菊池さんから簡単なプロフィールを求められた。
「いつもどこで生まれ育ってどんなことをしていて......っていう経歴みたいなものを相談者の方から話してもらってます。そうするとどういう環境が良いのかとかも考えやすいので」
と菊池さん。
なるほど、確かに経歴や生活環境によって相談のポイントも変わってくるかもしれない。そんなわけで地方在住経験ゼロ、都会育ちの24歳の素朴な疑問や不安を相談してみた。
以下、実際のオンライン移住相談の雰囲気を伝えるため、その様子を会話形式でお送りする。
――最初に、私のように20代など若い層の移住者っているんでしょうか。
「今(相談が)来ている方が一番若くて29歳ですね。やっぱり若いうちは街中で遊ぶ方が楽しい時代なんじゃないですかね。僕のイメージとしては20代後半ぐらいから人生見つめなおしはじめて、30歳ぐらいで都会の刺激に魅力を感じなくなった人が移住を考える......みたいなのが多い気がします」
――確かに、20代後半になったらちゃんと人生のこと考えなきゃいけないな、って思いますね。
次に、20代女子が一人で移住する、となると一番不安なのが安全面なんですが、北九州市は治安ってどうなんでしょうか。
「横浜と同じぐらいじゃないですかね。昔からあるあんまり雰囲気が良くない歓楽街とか横浜にもあると思うんですけど、それと同じ感じです。一人でそういう場所に近づかず、普通に暮らす分には危ないことはないです。むしろ僕の住んでる門司港は犬を散歩させてるおばあちゃんとかが多いです」
――それはだいぶ和やかですね! 安心しました。ところで、やっぱり移住した場合に一番気になるのは仕事なんですが、若い人が移住して仕事を探したら見つけられるものですか?
「仕事はありますね。特に20代前半の層が少ないのでその年代の人はたくさんあると思います。(職種は)圧倒的に飲食店などのサービス業と、製造業が多いですね。逆に広告代理店とかメディア関係の仕事は少ないです。ものづくりをしている企業が多いですね」
――地方は車社会というようなことも聞きますが、そのへんはどうなんでしょうか。
「車がなくても全然問題はないですね。結構公共交通機関が発達していて、特にバスは網目のように走っているので、特に不便なく暮らせます」
――家賃はどのくらいが多いですか?
「場所とか物件にもよりますけど......。一人暮らしの女の人だったら5万円前後とか多いですね。僕の会社のスタッフとかだと門司港で2DKで2万円ぐらいのところに住んでたりします」