神保町「キッチン南海」が閉店、54年の歴史に幕 あのカツカレーはどうなる?料理長に聞くと...
カツカレーを食べてみた
Jタウンネットは5日、キッチン南海に訪れた。
キッチン南海のランチタイムは15時まで。事前に打ち合わせていた通り15時直前に訪れた筆者だったが、残り10分を切っているにもかかわらず店の外には10人ほどの行列ができていた。
さすがに全員入らないのではないかと心配したが、客の回転は想像以上に速く、あっという間に順番が回ってきた。
筆者が注文したのは看板メニューのカツカレー(税込750円)。ネット上では「結構なボリューム」とのコメントが多く見られるが...。女性の筆者でも食べられるだろうか。
出てきたカレーは噂に聞いていた通り、ルーが真っ黒。薄めのカツ1枚がドンとのり、千切りキャベツが盛られている。
さっそく一口食べてみると、ルーの濃厚さに驚く。しかし舌ざわりはサラサラとしており、カツやキャベツとあわせてご飯がどんどん進む。気が付けばペロリと平らげてしまっていた。
料理長の中條知章さん(52)によれば、
「カレーには余計な糖分が入っていません。胃もたれしない、『毎日食べられるカレー』を目指しているので。ルーを良く焙煎しているのもあって、胸やけが起きにくくなっていると思います」
とのこと。現在は新型コロナウイルスの影響で客足が減っているが、それ以前は1日に400食以上のカツカレーの注文があったという。