小池都知事に歌ってほしい...! 発令直後に誕生したムード歌謡「東京アラート」の完成度がすごい
東京都は2020年6月2日、新型コロナウイルス感染状況の悪化の兆候が見られるとして、都民に警戒を呼び掛ける「東京アラート」を発令した。
そんな中、次のようなツイートが投稿され、話題となっている。
街の灯がまた消えたわ
— 田亀源五郎 (@tagagen) June 2, 2020
通りには人影もない
しばらく会えなくなるって
距離を置こうと言われたの
独りで飲むのも美味しいわ
グラスもちゃんと消毒したの
酔うと口づけ欲しくなるけど
その気持ちマスクで隠すの
ブルーインパルスもいいけど
手洗いを忘れないでね貴方
アラート アラート 東京アラート
投稿者は、漫画家の田亀源五郎(@tagagen)さんである。「東京アラート」って、なんかムード歌謡のタイトルっぽいな...と、ふと思った......ことから生まれた詞ということだ。
詞を読むと、いかにも昭和歌謡で、なんとも切ない女心が描かれているように思えるのだが、現在の世相も巧みに織り込まれている。
「しばらく会えなくなるって......距離を置こうと言われたの」
とは、ソーシャルデイスタンスのことだろうか。
「グラスもちゃんと消毒したの」「その気持ちマスクで隠すの」というのも、いかにも現在の日常生活の反映かな。「手洗いを忘れないでね貴方」という決め台詞も泣かせる。そして
「アラート アラート 東京アラート」
という最後のリフレイン。もうこれは昭和歌謡そのものだ、令和だけど......。
田亀源五郎さんの詞に触発されて、曲を作ったのが、プロの作曲家・なかやまらいでん(@nakayamaraiden)さんである。普段は、ゲーム音楽や効果音の仕事をしているという。
いったい、どんな曲になったのだろう。Jタウンネット編集部は、なかやまさんを直撃した。