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「5+6+7=18」でなんと読む? 小学校の先生が考えた数式メッセージが天才的だった

井上 慧果

井上 慧果

2020.05.13 20:00
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突然だが、読者の皆さんに問いかけたい。

「五+六+七=十八」

この数式に込められたメッセージ、分かるだろうか。

正解はこちら。

なるほど...(画像はOIST_KonoLab@OIST_KonoLabさん提供)
なるほど...(画像はOIST_KonoLab@OIST_KonoLabさん提供)

「五+六+七=十八」という数式の隣にふられた振り仮名は、

「コロナはイヤ」

コロナウイルスを数字で567と表している例は今までにも見たことがあるが、それを足すと18、「イヤ」になるとは気が付かなかった。

こちらの写真は、ツイッターユーザーのOIST_KonoLab(@OIST_KonoLab)さんが2020年5月10日、

「天才...!」

とのコメントを添えて投稿したもの。ツイートには、「すごい公式だ。看板の手作り感も好き!」「賢いなぁ」といったリプライ(返信)が寄せられ、話題になっている。

確かにこれは、天才的だ。看板には宮森小学校とあるが、そこに通う生徒が考えたものだろうか。

詳しい話を聞くべく、Jタウンネットは13日、沖縄県にあるうるま市立宮森小学校を取材した。

「なんとなく足してみたら...」

話を聞いたのは、この数式を思いついた本人だという石原純平先生。まず、あの立て看板を立てられた経緯について聞くと、

「新型コロナウイルスの影響で休校が続く中、子どもたちが嬉しくなれる、元気になれる、学校に来たくなるようなメッセージを書いた立て看板を作ろうと4月30日に教頭先生から提案がありました。

そこでそれぞれアイデアを考え、5月1日に教職員で立て看板を制作し、校区内に掲示しました」

と話す。

立て看板は子どもが作ったものではなく子どもたちのために、先生たちが作ったものだったのだ。アイデアを出し合い、手書きの立て看板を作るとは......。先生たちの子どもたちへの愛情がよくわかる。

制作された立て看板は全部で6つ。話題になったものの他にも、

「コロナ休 自分磨きの大チャンス」
「世界を救おう 我が家から」

といったポジティブなフレーズが校区内に掲示されているという。

石原さんに「五+六+七=十八」という名フレーズが浮かんだ経緯を聞くと、

「自分だけアイデアが全然思いついてなくて。567でコロナって読ませることがあるっていうのは聞いてたので、なんとなく足してみたら、イヤになりました」

とのこと。

この立て看板の評判については

「休校が延長に伴い、課題を配る機会があったんですが、そのときに保護者の方からは『立て看板見たよ』『よかったです』と何名かお声かけ頂きました」

と上々のようだった。

先生たちの温かな思いは休校中の子どもたちにもきっと元気を届けたことだろう。

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