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「こうなってしまったら人間おしまい」としか思えない浴槽の様子がこちら

井上 祐亮

井上 祐亮

2020.05.12 18:00
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突然だが、こちらの投稿をご覧いただきたい。みなさんは、何を感じるだろうか。

こちらは、ツイッターユーザーの「けっとくん」さんが投稿したもの。目に飛び込むのは、水に沈んだ汚れ付きのお皿やフライパン、鍋などである。また調理用の箸やヘラは洗剤の泡とともに浮かんでいる。

撮影場所はおわかりだろうか。言うまでもなく、お風呂である。

どうしてキッチンで洗わないの...。思わずこんな疑問が浮かんでしまう光景だ。この投稿を見た人達からは、「きったな」「見た瞬間ドン引きしちゃった」という声も寄せられている。

しかし、である。実践するからには、何かしらのメリットがあるはずだ。ツイッターには、ごく一部ではあるが、

「僕もやる時あります」
「やりたい気持ちはめっちゃ分かる」

といった共感の声があることも事実なわけだし...。

というわけで、Jタウンネットはそんな疑問を投稿者にぶつけてみることにした。

「1週間分食器や調理器具がシンクと台所を埋めてしまって...」

5月12日、Jタウンネットは投稿者の「けっとくん」さんに詳しい話を聞いてみた。

20代男性だという彼は、現在一人暮らし中の大学生。ゴールデンウィーク明けの7日、自宅の浴室で撮影したという。

なぜ...(画像はけっとくん(@kettaimi)さんから)
なぜ...(画像はけっとくん(@kettaimi)さんから)

なぜ浴槽で洗い物をしたのだろうか。その理由を次のように語った。

「1週間分の食器や調理器具がシンクと台所を埋めてしまって台所で洗い物を完結させるのが難しくなったからです」

毎日洗い物をすればよかったものを...。だが正直なところ「明日やろう」と思ってしまう気持ちも分からなくはない。

「コロナの自粛ムードの中で自炊のモチベーションが高まり、GW中は台所に向かう機会が多くなりました。しかし、自分の料理のモチベーションというのは『腹を満たす』ためにあるので食後に洗い物を丁寧にやる元気が残っているのは稀なのです」

一人暮らしのあるある話なのかもしれない。そうした怠惰が積み重なった結果、台所から洗うスペースがなくなってしまったという。

「鍋も皿も、それを洗うためのスペースも全滅という地獄ができあがってしまいました。ようするに普段からこうしている訳ではなく、本土決戦のような最終手段なのです」

1週間分の食器を浴槽で洗うのは、最終手段だという彼。奥の手を使ってみて、メリットやデメリットはあったのだろうか。

「そもそも家庭内で一番多くの水を使う風呂場は食器類を水に浸して置いておくのに最適です。また、何もかもどうでも良くなるので楽しくお皿洗いができることです。

一方、デメリットとしては、風呂場は基本的にシンクよりも汚いので熱湯で殺菌しないと安心はできないことです。また、汚れた風呂場を改めて洗わなくてはならないので普通に二度手間です。濡れた食器を台所と風呂場の間で運搬するのが面倒で、後は腰が痛くなります」

みなさんも台所が食器で埋め尽くされてしまったら是非、とは簡単に言えなさそうである...。

メリットもデメリットも、もちろんあるのだ。良いも悪いも、反響を呼んだ投稿。彼は、寄せられた声に対して、

「様々な反応をいただく中で『そもそも浴室にカビが生えてないのでえらい』『自炊しててえらい』などの温かい言葉をかけていただいたのでこれからは人の道に戻れるように頑張ります」

と述べた。正直、やってみたいと思ってしまった筆者は、人間おしまい?

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