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STAY HOMEより心に響く? 「籠城じゃ」熊本市ポスターに反響...制作経緯を聞いた

松葉 純一

松葉 純一

2020.04.27 20:00
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「籠城とは、勇気ある戦術です」

「籠城じゃ」ポスター(画像提供:熊本市)
「籠城じゃ」ポスター(画像提供:熊本市)

この「籠城じゃ」のポスターについては、大西市長は別ツイートで次のように投稿している。

「このポスターは、撮影が馬場道浩さん、デザインは鈴木通直さん、コピーは赤城廣治さんです。一人でも多くの方々がお家にいていただけるように。そして早く収束するようにとの願いを込めて無償で作っていただいたものです。どうぞ画像データはご自由にお使いください。縦と横の二種類を置いておきます」

どうやらクリエイターたちの熱意が込められた、ボランティアのポスター作品のようだ。画像データは自由に使って良いようということだが、いったいどういうことだろう。

Jタウンネット編集部の取材に答えてくれたのは、熊本市誘致戦略課の担当者だ。

「先日市長がTwitterに投稿し、多数のお問い合わせをいただいております『籠城じゃ。』ポスターは、有志の皆様が新型コロナウイルス感染症の収束を願い作成されたものです」

彼らのやむにやまれぬ思いが結実した作品のようだ。通常は高額なクリエイティブ料金が発生するであろう作品が、まったくのボランティアで提供されたわけだ。その気持ちに打たれた大西市長が公式アカウントで紹介した、という経緯のようだ。

「籠城じゃ」ポスター(画像提供:熊本市)
「籠城じゃ」ポスター(画像提供:熊本市)

なお彼らの制作趣旨は、下記の通りだ。

新型コロナウイルス拡大防止のために、全国で取り組んでいる
「STAY HOME」。この「家にいよう」というアクションを、
熊本市らしいかけ声で、ポジティブに市民へ発信できないか。
そんな想いで、復興した熊本城の写真をビジュアル化しました。
籠城(ろうじょう)とは、城などにたてこもって敵を防ぐ、
勇気ある戦術です。縦、横のデザインをご用意したビジュアル
データをみなさんへ共有しますので、プリントアウトして
貼っていただいたり、PCの壁紙、スマホの待ち受けなどにして、
広めてください。熊本城をもつ熊本市らしい、この前向きな
作戦を敢行して、みんなで今を乗り越えましょう。

ゴールデンウィークを控えた今、新型コロナウイルスとの戦いは、まさに「籠城」戦に突入した。このポスターを掲げ、それぞれの戦いに臨もうとするのは、熊本県の人だけではないだろう。

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