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ビルの窓から「助けてください」! 何事かと思ったら...飲食店の大胆すぎるアピールが話題

笹木 萌

笹木 萌

2020.04.22 21:00
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新型コロナウイルス感染拡大の影響で、休業や営業時間の短縮を迫られる飲食店。そんな苦境でも、テイクアウトや通販などをメインに奮闘している店舗が見られる。

東京都中野区にある居酒屋「ネオビストロ MURA 中野店」もそのうちの一つ。しかしこの店、そのアピール方法が独特なようで...。

えっ(画像は唐沢よしこ@oomeshiさん提供)
えっ(画像は唐沢よしこ@oomeshiさん提供)

#助けてください
#中野の中心で
愛を叫びながら
#テイクアウト
#始めました

なんて大胆な...。店が入ったビルの窓ガラスには、一文字ずつこんな貼り紙がされている。気持ちはわかるが、かつてこんなにも分かりやすいアピール法があっただろうか。

この光景はユーザーの唐沢よしこ(@oomeshi)さんが2020年4月20日にツイッターで紹介。他のユーザーからは、

「大変なことなのに笑ってしまう私を許してください」
「叫び!伝わるな~ 頑張れ!!」

といった声が寄せられている。

「セカチューとかけました」

Jタウンネットは2020年4月22日、メッセージの主である東京都中野区の居酒屋「ネオビストロ MURA 中野店」の店長に取材した。

店長によれば、テイクアウトは1週間ほど前から開始。貼り紙も同時期に作って掲示を始めた。貼り紙はビルの3階と4階に掲示されており、3階が「ネオビストロ MURA 中野店」、4階が系列店(現在は休業中)となっている。

「テイクアウトをすることが初めてだったので、インパクトを残したいということで窓に貼らせていただきました。またこういう状況ですので、うちのお店の前を通った時に、ちょっとでもクスッと笑えてもらえればと思います」(店長)

1文字あたりA3用紙4枚分の大きさ。制作した店長は「文字数が多く大変でした。黒ペンを何本も無駄にしました」と話す。内容については、

「店を経営している年代が30代なのですが、高校生のころに流行ったセカチュー(世界の中心で愛を叫ぶ)とかけました」

と説明。どこかで聞いたことがあるフレーズだと思ったら、そういうことか...。貼り紙の効果はあったようで、実際にこれを見て来たと話すお客さんもいたという。

「ネオビストロ MURA 中野店」は営業時間の短縮により売り上げが10分の1くらいまで落ち込んだ。しかし家賃などの支出は普段通りあるため、少しでも売り上げを伸ばすためにテイクアウトを始めた。

現在、店内を利用する客はほとんどいない。テイクアウトでは新しくメニューを考え直し、3~4種類ほどのお弁当をワンコインで売っているといい、

「こういう時ですので、おいしいものを低価格で召し上がっていただきたいと思います」

と店長は話している。

Jタウンネットでは、新型コロナウイルスの影響をユニークなアイデアで乗り切ろうとする飲食店の取り組みを応援します。情報提供は「#コロナに負けない飲食店」、公式ツイッターのダイレクトメッセージかメール(toko@j-town.net)にてお送りください。記事一覧はこちらから。

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