働かずに国から毎年350万円をもらえる、夢のような方法があるらしい
造幣局の博物館で、夢のある進路指導をしていた――こんなツイートが2016年5月13日に投稿され、話題になっている。
造幣局の博物館を見学していた中学生たちに、館員の方が文化勲章を見せながら「これを受賞すると死ぬまで毎年国から350万円支給されるので皆さんも目指しましょう」と、正しすぎる進路指導をしていた。偉くなれ中学生。
— ◯ (@p_l_a_n_e_t_e_s) 2016年5月13日
日本には文化勲章というものがあるのはご存知だろうか。技術や芸術など、文化の発展や向上へめざましい功績を残した人へ送られる日本の勲章の事だ。この勲章を獲得すれば、毎年の年金として毎年350万が支給される――と、見学に来た中学生たちに説明していたのだとか。ちなみに年金がもらえるのは正確には、文化勲章に次ぐ栄誉として知られる「文化功労者」。歴代の受賞者は宮﨑駿さんや王貞治さんなど「超」が付く大物ぞろいで、なかなか手の届く話ではないが、とても夢のある話だ。この館員さんはまだ将来が定まってない中学生の諸君にその事実を教え、文化に貢献することのメリットを示し、未来の文化功労者が生まれるかもしれない進路指導をしたようだ。このテの道はとても険しいかもしれないが、子どもたちには文化を発展させていく無限の可能性がある。新しい時代を作るのは老人ではなく、常に若者なのだ。いずれにせよ、ウィットに富んだうまい説明である。
このツイートには、こんな反響が。
@p_l_a_n_e_t_e_s ホントですか?
— 石川 秀松事変 (@hideki19731122) 2016年5月15日
@p_l_a_n_e_t_e_s マジですか!!初めて聞きましたよ。
— @tama (@tama20101126) 2016年5月14日
@p_l_a_n_e_t_e_s 文化勲章には年金はつかないよ。それは文化功労者年金。勲章に年金などの特権を付ける事は違憲(十四条の三)なのでその抜け穴みたいなもん。
— anonymous (@anonymous2160) 2016年5月17日
ちなみに文化勲章よりも文化功労者に選ばれる人数の方が多いようだ。どちらにせよ難易度はとても高いが。(ライター:長谷川オルタ)