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水滴に花を生けたみたい...! 桜の花にもぴったりな「ミニチュア一輪挿し」が可憐すぎる

横田 絢

横田 絢

2020.04.12 17:00
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売上の半分が神社に寄付される

この一輪挿しは、京都で自然物を使ったハンドメイド作品を制作しているhappaya_kyotoさん(インスタグラム:@happaya_kyoto)が作った「お花いけ」という名の花瓶。3月21日から4月12日の期間、平野神社の桜苑の前にブースを設けて販売されている。

取材に応じた平野神社の権禰宜によると、「お花いけ」の販売は平野神社復興のためのチャリティーの一環で、売り上げの半分が神社に寄付される。

平野神社は2018年の台風21号で、拝殿が倒壊するなど甚大な被害を受けた。神社は桜の名所であり、境内に約60種類400本の桜が植えられているのだが、台風のせいで桜の木も数十本が倒れてしまった。

現在は新しい桜の木を苗木から育てているが、庭を元の状態に戻すには莫大な費用がかかるそうだ。

そこで、若手の崇敬会(編注=特定の神社を応援する団体)である「平野神社櫻皇会」がチャリティーでの「お花いけ」の販売を企画したとのこと。

平野神社には早咲きから遅咲きまで、様々な種の桜が植えられているため、花を楽しめる期間が長い。お花いけには、その時に咲いている桜の花を一輪挿して販売しているという。

平野神社に咲いているソメイヨシノとベニシダレが生けられている(いつかさんのツイートより)
平野神社に咲いているソメイヨシノとベニシダレが生けられている(いつかさんのツイートより)

瓶は表面張力を利用して、水が溢れないように作られているそう。今回のチャリティーでは置き型のみの販売だが、天井から吊るす「お花いけ」も販売ブースでは展示されていたようだ。

つるすタイプも(いつかさんのツイートより)
つるすタイプも(いつかさんのツイートより)

Jタウンネット編集部は制作者の@happaya_kyotoさんにも電話で取材した。

@happaya_kyotoさんによると、「お花いけ」は通常、平野神社や上賀茂神社で定期的に開催される「手づくり市」(ハンドメイド作品や食品を販売する催し)と受注生産のみで販売しているもの。普段は1つ700円だが、今回は売り上げの半額を桜の保全のために神社に寄付するということで、1つ1000円で販売している(いずれも税込み)。

すでに咲いた花だけでなく、自宅で咲いていく様子を見たいという人のために蕾が生けられているものもあり、花は生けて1週間ほどは持つそうだ。

娘の笑顔のために生まれた「お花いけ」
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