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水滴に花を生けたみたい...! 桜の花にもぴったりな「ミニチュア一輪挿し」が可憐すぎる

横田 絢

横田 絢

2020.04.12 17:00
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娘の笑顔のために生まれた「お花いけ」

まさに桜の花を活けるためにあるような小さな花瓶が、どのようにして生まれたのだろう。

1つ1つガラスを吹いて作る「お花いけ」は、すべてが異なる形。手作業のため、1日に作れる数にも限りがあり、チャリティーの期間中は少しずつ作っては、平野神社に持って行っているそうだ。

「量産品の分厚い、くすんでしまうガラスじゃなくて、水滴が机の上に乗っているとこにお花が刺さっているみたいな、ちょっと幻想的な雰囲気を出したかったんです。
今は神社さんのことで問い合わせが増えてえらいことにはなっているんですけど、平野神社さんを守っていくのに貢献させていただけるのはありがたいことといいますか、嬉しいことです」(@happaya_kyotoさん)

@happaya_kyotoさんが「お花いけ」を初めて制作したのは4年半ほど前。販売するためではなく、小さな娘のために作ったものだと話す。

「うちの娘が3才ぐらいの時から、野の草とか摘んで持って帰ってくるじゃないですか。お家に持って帰りたいって言うときに、いけておいてあげないと花も咲こうとしていたのが死んじゃったり、ぐちゃぐちゃになっちゃったりするので、お花が入って問題がないものということで作りました。
それを娘と仲のいい幼稚園のお友達とか、親御さんにも差し上げたりしていたら、他にも欲しいという方がいらしゃって、手づくり市でも販売するようにもなりました」

開口部分を小さくして、逆さまにしても水が溢れないようにしたのも、小さな子どもでも簡単に花を生けられるようにするため。最初は自分の娘を喜ばそうと思って作った「お花いけ」だが、今も購入する人に喜んでもらうために制作しているという。

「手づくり市でのうちのお客さんは90%以上が女性なんですけど、中には男性の方で、仏壇にお花をいけるのが難しいとかおっしゃっている方に需要があって。その方用にもうちょっとしっかりしたものというか、何輪か入れられるものを作ったりして。
やってる理由としては、皆さんすごく喜んでくれはるんですよ。人に笑顔をもたらすというのはすごくいいと思いまして、使命感を持ってやらせていただいています」

チャリティーでの販売が終わった12日からは、ツイッターやインスタグラムのDMを通じて一般販売も開始される。

@happaya_kyotoさんによると、受注販売では「こんな花を生けたいんや」という購入者の希望に合わせて「お花いけ」を制作している。これまでなかなかしっくりくる花瓶が見つからなかった、という人はお願いしてみると運命の出会いがあるかもしれない。

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