サドルを汚して盗難防止 自転車に貼る「鳥のうんちシール」が画期的だった
「鍵を使わない盗難防止策」
ご注目いただきたいのは、一番手前の自転車。サドルに白い物体が付着し、タラリと垂れている。
駐輪場でこんな自転車を見かけたら、「かわいそうに...カラスかハトにやられたのだろうか...」と、持ち主に大いに同情してしまうだろう。鳥のフンが付いたサドルには絶対またがりたくない。きっと自転車泥棒だって、この自転車だけは避けて盗んでいくに違いない。
しかし、実はこの物体、本物の鳥のフンではない。
鳥のフンを模した「鳥のうんちシール」なのだ。
作者は、ツイッターユーザーのもとき れおが(@reoga_motoki)さん(28歳)。自転車泥棒の心理に訴えかけて盗難を防ぐ「鍵を使わない心理的盗難防止策」として、このシールを生み出した。
もときさんによれば、彼が考案した「鳥のうんちシール」は15年に一度商品化されたが、製造上の都合で発売後ほどなく生産終了になった。
この作品を再び世に送り出すため、もときさんは20年3月2日に販売資金を調達するクラウドファンディングを開始。4月20日まで応援購入を受け付けている。前回より丈夫で、粘着面も強力なシールに進化しているという。
ツイッター上ではこのシールについて
「最高のプロジェクト始まった」
「逆転の発想とはまさにこのこと。クリエイティブだなぁ」
「発想が天才のソレすぎて笑ってる」
など称賛のコメントが寄せられている。