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鳥取県がモチーフの「トットリング」爆誕 指輪職人にこだわりを聞いた

松葉 純一

松葉 純一

2020.02.20 06:00
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「境港市」がアクセントに

鳥取県のリング (「mint」のインスタグラムより)
鳥取県のリング (「mint」のインスタグラムより)

鎌倉市雪ノ下にあるmintは、北山博司さんを中心とするオーダーリング職人たちの集団だ。取材に応じたのは、mintの職人・甲田和久さんだ。

「昨年12月にオープンしたばかりの店なので、オーダーがあれば何でも創ろうという気持ちでいました。クモとかミツバチとかいろいろ注文はありましたが、さすがに鳥取県のリングは初めてでした。でもオーダーがあれば、お客様に喜んでいただけるものをなんとか創りたいということで、一生懸命にやりました」

鳥取県のオーダーを受けた時の心境を振り返る甲田さん。なんとか波子さんが思い描く鳥取県に近づけようと、デザインにはこだわったようだ。

「鳥取県は鳥取県でも、お客様が思い描くものはどんなものか知りたくて、『鳥取県とはどういうご関係で...?』『観光大使かなにかですか?』『出雲大社があるところでしたっけ』などと、しつこくお聞きしたかもしれません(笑)。なんとか手がかりをつかみたいと思ったものですから。

改めて地図を見ると、左上に突き出たところがあって(編集部注:境港市)、それがちょっとかわいいアクセントになるなと思いました。そこから先はすんなり進んで、30分くらいで完成しました」
「mint」外観 (「mint」のインスタグラムより)
「mint」外観 (「mint」のインスタグラムより)

ツイッターの反響は店の方にも及んでいる様子。投稿を見た人から「○○県はできませんか」と電話がかかってきており、甲田さんはそれぞれが自分の故郷に思い入れがあることを実感しているという。

「我々職人というのは、固定観念に捉われがちなのですが、今回、お客様の注文に応えることで、ずいぶん勉強させられたな、と実感しています。どんな注文にもできるだけお応えして、お客様に喜んでもらえるリングを作っていきたいと思います」(mint・甲田さん)
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