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明治時代にタイムスリップ! 「岩手銀行赤レンガ館」の内部建築が最高すぎる

笹木 萌

笹木 萌

2020.01.22 20:00
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「東京駅に似ている」と言われるが...

もう一つ注目すべき点は、1911年竣工という時期である。東京駅開業が1914年(大正3年)だから、3年前だ。外観を見て、東京駅に似ているという人が多いが、正確には、東京駅が岩手銀行に似ているのだ。東京駅のモデルケースが、この岩手銀行というわけだ。

東京駅の設計も、辰野葛西建築事務所が手がけた。葛西萬司は辰野金吾とともに大いに力を発揮したのだ。岩手銀行で試した技術を、東京駅に応用してみたなんてこともあるかもしれない。建築素人のJタウンネット記者の妄想はまたまた膨らんでしまった。

岩手銀行赤レンガ館の内部を見学するとき、東京駅と比較してじっくり細部を見るのもおもしろいだろう。辰野金吾と、盛岡出身の葛西萬司の力作は、必見ものだ。

岩手銀行赤レンガ館外観前景
岩手銀行赤レンガ館外観前景

観光客の反響はいかがですか? と聞くと、

「観光誌等でも取り上げていただいているため、多くの観光客の方に訪れていただいています。海外からいらした観光客の方も多いです」

と、広報担当者。

投稿は目下SNSで拡散中だが、

「直接の反応はいただいておりませんが、SNSで拡散していただいているのは拝見しています。もともと『地域の賑わいを生み出したい』という目的で公開した建物ですので、多くの方に知っていただき、盛岡、岩手に来ていただくきっかけになれば嬉しいです」

と話している。

盛岡に行く機会があれば、岩手銀行赤レンガ館の中をぜひ探訪したいものだ。

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