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はなまる...じゃない! 那覇空港のフードコートには「なはまるうどん」が存在している

松葉 純一

松葉 純一

2020.01.06 06:00
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はなまるうどん那覇空港際内ターミナル店(画像提供:はなまるうどん)
はなまるうどん那覇空港際内ターミナル店(画像提供:はなまるうどん)

まず上の写真をご覧いただこう。沖縄県の那覇空港にある人気チェーン店だ。

いや、どうってことない光景では......? 何か、問題あるの? と不審に思われた読者は、店名をもう一度よく見てほしい。

「だから、は・な・ま・る、......うん、な・は・ま・る?」

「はなまるうどん」じゃないぞ、「なはまる」だ。不思議に思うのも、無理はない。実は、はなまるうどん那覇空港際内ターミナル店には、「なはまるうどん」のロゴが飾られているのだ。

しかし、いったいなぜだろう?

店舗設計者のアイデアから生まれた

Jタウンネット編集部は、「#なはまるうどん」でツイッターの投稿を検索してみた。

2019年4月1日、次のようなツイートが投稿されていた。

投稿者は、はなまるうどんの公式アカウントだ。ひょっとしたらエイプリルフール企画だったのか。

ところが、「なはまるうどん」はその後も存続したようだ。

そして現在も、継続しているようだ。どうやらエイプリルフール企画ではなかったようだ。

そこでJタウンネット編集部は、はなまるうどんに聞いてみた。12月26日、答えてくれたのは、株式会社はなまるの広報担当者だ。

「なはまる」になったのは、なぜか? ずばり聞いてみた。

「はなまるうどんの新店舗を作る際に、設計者が、那覇市に建てるし、いつも通りに『はなまる』にするよりは『なはまる』にしてみたら面白いのではないかと、考え始め、設計をしました。

その設計を見た、遊び心のある社員たちが、『なはまるうどん・・・・面白い!!そのままで行こう!!』となり、そのまま『なはまるうどん』へ。タイミング的にも、エイプリールフールのネタにも使えたのでそちらでも使用しました。ウソではないですが」

なるほど、店舗設計者のアイデアが、遊び心のある社員たちに支持されたのが真相のようだ。

左が吉野家、右がはなまるうどん、コラボ店舗だ(画像提供:はなまるうどん)
左が吉野家、右がはなまるうどん、コラボ店舗だ(画像提供:はなまるうどん)

「なはまるうどん」の特徴を聞いてみると、

「吉野家の牛肉を使用した『吉野家の牛肉うどん』(牛肉うどん、牛肉温玉、牛肉おろしぶっかけうどん)を販売しています。

外観は、はなまるうどんと吉野家で別れているようにみえますが、内部(厨房)は繋がっていて従業員は行き来できます。販売に関しては、はなまる側と吉野家側でそれぞれレジが設置されており、通常ははなまる側のみを解放し全てのオーダーをお伺いしています。

接客に関してはオープン当初に、吉野家のエリアマネジャーや店長と挨拶を統一致しました。『めんそーれ』と『めんそーりよ』です」

なんと吉野家とはなまるの、コラボが実現しているのだ。

「なはまるうどん」という名前にしたことで、お客さんからはどんな反響がありますか?

「外観は看板サインが『なはまるうどん』となっておりシーサーもいます。『なはまる』に関しては、気付かれたお客様は喜ばれています。良く写真を撮られている姿も見られます」

今後の展開について聞くと、「コラボ店舗として、モデル店舗になれるような成長をして行きたいです」とのこと。

那覇空港では、2020年3月、第2滑走路の供用が開始になるという。「多くのお客様が沖縄に来られますので、よりお客様に喜んでいただけるような取り組みは行なって行きたいと思っています」と意気込みを語ってくれた。

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