韓国仏教に朝鮮学校、謎の教会... JR三河島駅周辺は「ディープなコリアンタウン」だった
2020.01.03 20:00
学校を目指して住宅街を歩く
JR三河島駅で降車する人は少なかった。「出口は1か所のみ」という指示の元、階段を降りていく。すると「定期券を買うなら...比較的すいている三河島駅で!」という自虐的な手作りポスターが目に付いた。JRが認めている、乗り降りの少ない町なのだろうか。
駅周辺には流行りの韓流アイドルのポスターもない。ただ、異彩なオーラを放つ建物がポツンと建っているだけだった。
漢字とハングルが入り混じった看板が目を引く「東京芸能教会」という団体の施設に、荒川韓国会館。さらに同じ建物にイタリアンレストランが同居しているという、なんとも国際色豊かなビルなのだ。はっきり言って、カオスな雰囲気である。
こちらは、目指している学校とは反対方向の場所。長居は出来ないと判断し、引き返した。グーグルマップが示す、学校の手前には、住宅街がひしめいている。しかし韓国語の文字は見当たらない。本当に学校があるのか、疑問が生まれてきた。
すると突然、「角海老」という看板が目に飛び込んできた。
「角海老」といえば、ソープランドやボクシングジムなどを経営するグループ企業だ。日曜の昼下がりだというのに、人の少ない住宅地。そこから顔を覗かせる看板に、ビックリしてしまった。
近くには風情のある湯屋もあり、ますます、韓国感は消えていく。それでも一縷の望みで足を進めると、突然、「釜山」という文字が。韓国系の居酒屋だろうか。