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常軌を逸した親のしつけ、隣人は通報すべき? 自己防衛おじさんに聞くと...【ご近所トラブル大賞2019】

自己防衛おじさん//橋本鉄平

自己防衛おじさん//橋本鉄平

2019.12.31 17:00
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世の中ご近所トラブルだらけ。Jタウンネットの人気コーナー「実録!ご近所トラブル」で2019年によく読まれた記事をピックアップし、ランキング形式で振り返ろう。

それぞれのエピソードについて、「自己防衛おじさん(@tpyclub)」こと占い師の鉄平さんに独自の見解を聞く「ご近所トラブル大賞2019」。今回ご紹介するのは、ご近所住人の行き過ぎた子育てについての体験談だ。

四六時中子どもたちを叱り続ける母親――。そんなご近所トラブルに自己防衛おじさんの回答は...。

2位は「朝から晩まで怒鳴り続けるご近所さん」

【2位】「子育てのレベルじゃない!朝から晩まで子どもを怒鳴り続けるご近所さん。思い切って、学校に通報したら...」(広島県・20代女性)

2月28日に投稿したこの記事は、遊びたい盛りの子どもが3人いるご近所さんをめぐるトラブルだ。

画像はイメージ
画像はイメージ

投稿を寄せたのは広島県に住むPさん(20代女性)。大学時代、実家の近所に行き過ぎた完ぺき主義のお母さんがいたという。

3人の子どもがいて、毎日なにかしたら注意することがあるのは仕方がない。しかし、その声量は冬場に窓を締め切って、壁から耳を離していても余裕で何を言っているかわかるくらいの超大声だったそう。

四六時中子どもを注意する声が聞こえ、「これはもうほっとけないな」と判断したPさん。そのお母さんは子供の通う小学校でPTA会長をしていることもあり、まずは小学校に電話し、なんとか事態を把握してもらった。

すると、翌日から大声はピタリとやんだ。「案外早く対応してもらえたな」と思っていると、1か月後、その家の駐車場にあった子供用自転車がなくなっていた。実母に聞いたところ、ご両親は離婚し、3人の子どもは実家に帰ったのだそうだ。

実家に帰省するたびに、「すぐに言いに行けばよかったのかな」「何か手伝えなかったかな」と悔やむというPさん。

「同時にあれ以上放っておくのはやっぱりできなかったなと諦めの気持ちも未だに出てしまいます」

と振り返った。

自己防衛おじさんの言葉――母親が背負った宿命

あなたの行動は一言でお節介。言い方を変えれば人様への情が深い。しかしそれもこれも、当事者の離婚という形で、あなたの善意も結局実を結ばない残念な結果に終わったわけです。つまり残ったのはご自身の心労だけ。

もちろんあなたは最善を尽くし、徳を積んだと捉えて良いと思います。子供に対する今回の様なケースは多々見聞きしますが、全体的にキャパオーバー気味の母親が背負った宿命なのです。

キャリアで働き続けること、度が過ぎた叱責を子供にし続けること、そして夫婦の仲が悪くなり離婚すること。全て本人から発生した事象。何から何まで手に入れようとした、そして手に入れられると自分を過信した結果が、一家崩壊という破滅を招いたわけです。

どこかで何かをセーブしていたら結果は違っていたはず。

人には器と器量があります。自分を知ることは分をわきまえることだと、我々自身も改めて内観させられる一件だと思いますよ。

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