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高齢化、経営不振、後継者不足... 消えゆく大衆浴場を救う「銭湯代行業」とは

笹木 萌

笹木 萌

2019.12.28 11:00
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新しい店主は21歳

浴場内を歩いていて思ったのは、銭湯を維持し運営するのは、高齢者にとって体力的に非常に厳しいということ。浴槽や屋上のタンクの清掃など、店子自身もしくは少ないスタッフでやらなければいけない。

銭湯を引き継げることはラッキーだと、田川さんは話す。これまでリニューアルした湊山温泉は600年以上の歴史を持つ老舗。すでに廃業が決まっていたが、なんとか継続することができた。朝5時からの朝風呂が高齢者に好評だという。

どのように生まれ変わるのか
どのように生まれ変わるのか

東京浴場の新店主は21歳の相良正之さん。母の温泉で働いていた影響もあり、小さいころから温泉や銭湯が好きだった。上京してからは銭湯を紹介するブログを書き、社会人になってからも銭湯関係のアルバイトを続け、19年4月にニコニコ温泉に転職したという。

かねてより自身で銭湯を経営したいと思っていた相良さんは、オープン後は東京浴場に住み込みで働く。

「清潔で、家族連れを始めとしたいろいろな世代が来る銭湯にしたいです」

設備の点検を行いながら、新・東京浴場のオープンに向けてそう意気込んだ。

東京浴場は2020年2月オープン予定。

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