紫色のブロッコリーを茹でた結果にがっかり どうして緑になるの...?野菜のプロに聞いた
2019.12.27 11:00
紫色のまま食べる方法、なさそう
26日、Jタウンネットは、ブロッコリーの「白いアレ」について教えてくれた園芸会社・国華園(大阪府和泉市)のツイッター担当者に話を聞いた。
担当者は碧也ぴんくさんのツイートを引用リツイートし、
「紫のブロッコリーは......煮ても焼いても蒸しても色が抜ける残念な子......です......」
とコメントしている。担当者本人も以前紫色のブロッコリーを茹でたことがあるそうだ。
「今世の中に存在する紫っぽいブロッコリーはだいたいどの品種もすべて茹でたら全部溶けて濃い緑になってしまうと思いますね」
と担当者。紫ブロッコリーの紫色はアントシアニンという色素。水溶性なので、溶けだしてしまうという。紫色のまま食べる方法はないのか尋ねると、
「わたしはちょっと知らないですね。買ったときの綺麗な紫のまま加熱して食べるというのは難しいと思います。
お酢とかで浅漬けにすると紫の色素は残るんですけど、ブロッコリーはもともと緑の色素が強いので、絵の具で緑と紫を混ぜたみたいな色になります」
とのこと。ちなみに、紫ブロッコリーを茹でた後のお湯は、紫色になる。
「お湯をそのまま使う料理だと、紫色の何かが出来上がります。食欲がわくかはちょっとアレですけど」
と担当者。どうやら紫ブロッコリーはクリスマスよりハロウィン向きの野菜のようだ。