知る人ぞ知る伊勢志摩の絶景スポット リアス式海岸を一望できる「横山展望台」に行ってみた
ミシュラングリーンガイド「一つ星」の絶景スポット
横山展望台は志摩市阿児町の小さな山の中にある。車を駐車場に停め、天空カフェテラスの展望テラスまで登ってみた。英虞湾に浮かぶ約60の小島と、折り重なるようにくねくねと突き出した半島が広がっている。
展望休憩所のカフェコーナー「Mirador Shima」(ミラドール志摩)で、温かいカフェラテ、抹茶ラテなどを飲みながら、夕暮れの志摩の海を眺める。眼下に見えるのは、伊勢志摩サミットの会場となった賢島だ。午後4時頃、空に浮かぶ白雲はうっすらと赤く染まろうとしていた。まさに至福の一時だ。
後日(2019年12月6日)、横山展望台を管理運営する横山ビジターセンターの担当者に話を聞いた。
「近ごろ、SNSの話題として取り上げられるようになって、訪れる方が増えてきました。バイクのツーリング中に立ち寄られる方や、ペットを連れて来られる方もいらっしゃいます。展望テラスを活用したイベント、ジャズやクラシック音楽の演奏会やヨガ、自然観察会なども開催されています」
横山展望台はミシュラングリーンガイドで一つ星を獲得しており、トリップアドバイザー「旅好きが選ぶ!日本の展望スポットランキング2017」で全国10位にランクインしたという。
それにもかかわらず、知名度がいま一つなのが不思議なくらいだ。
ツイッターには、こんな声が寄せられている。
「しっかり海も抜けて見えてキレイだったわ」
「伊勢志摩国立公園のリアス海岸を見下ろす開放的なテラスで、感動を分かち合うお手伝い」
「リアス式海岸が美しい。天空カフェテラスからさらに上へ5分ほど歩いた先にある『そよ風テラス』からの眺めが抜群」
横山ビジターセンター担当者におすすめの時間帯を聞いてみた。
「朝早い方がきれいに見えると思います」
Jタウンネット記者が見た夕暮れの光景も素晴らしかったが、朝早い時間帯のテラスから眺める英虞湾の絶景はまた格別らしい。伊勢志摩には見どころがたくさんあるが、横山展望台を忘れてはいけない。