「ラブライブ!」のために閉店を早めた整体院 「正直者」「逆に行きたい」と絶賛される
「号泣できる余裕もありました」
「自宅に20時に帰宅できましたので、20時30分くらいから23時過ぎまでの間に残り6話を全て堪能することができました。号泣できる余裕もありました。DVDの返却も0時前には無事に完了しました」
と2019年11月28日、Jタウンネットの取材に回答するのは、整体ケアルラを運営する宮武辰人(みやたけ・たつんど)さんだ。ホワイトボードを掲げて、店を早仕舞いしたのは24日(日曜日)だという。
整体ケアルラは通常、日曜日は20時まで営業し、そこから締め作業。急いで済ませて店を出ても6話分を視聴してから返却することは間に合わないと判断したと話す。
閉店時間を2時間早めて事なきを得た宮武さん。今年で43歳を迎えるという彼は、「ラブライブ!」の1期(全13話)と2期(全13話)のアニメを視聴し、現在劇中の楽曲にハマっている段階だという。
「まだ沼(ゲームやアニメなどの作品にハマること)には片足を突っ込んだくらいかと思います。推しは園田海未ちゃんです。アニメを観る前にスクフェス(ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルというアプリゲーム)をダウンロードして、直感で選びました。間違いはなかったと自負しております。今週末までに劇場版を観る予定です」(カッコ内は編集部)
ツイッターで多くの反響が寄せられたことに対して、
「大きな反響をいただいたことは勿論ですが、こんな理由でお店を休むなんて!と、ともすれば批判の対象になるところを、好意的に見てくださる方が多いことに驚きました。 これは全てラブライブの力だと思います。ラブライブが好きなら、観たいなら仕方がないよね、きっと自分でも同じことをする...という認識が、ファンの皆さんの中にはあるのだと思いました。それくらいラブライブが生活の中に浸透しているのだな、と感じました」
とラブライバー(ファンの愛称)からの愛を感じたと話す。
「ラブライブに関してはまだまだ素人ですので、先輩ラブライバーの皆様に色々ご教示いただければと思っております。今後とも是非、宜しくお願いいたします」
とした。全国のラブライバーのみなさん、店主不在の日もあるかもしれないが、施術してもらいながら愛を語り合うのもいいかもしれない。