「食べ物で遊ぶな」は誉め言葉 本物にしか見えない「角煮ジェンガ」がまさに職人技
「角煮のジェンガです」
2019年11月20日、ツイッターユーザーのRokusan(@Yoikohyakka)さんは何層にも積み重なる「豚の角煮」の写真に、その一言を添えてツイートした。
味がよく染みていそうなお肉と、脂身のツヤが食欲をそそる。
ジェンガのブロックのように長方形にカットされた豚バラ(多分)が積み上げられた角煮のタワーは、ところどころ食べられたのか穴あきだ。
それでも絶妙なバランスで直立を保つタワーからまた一切れ、肉が抜き取られようとしている、まさにその瞬間をとらえた写真には、
「できそうな感じあるけど本当にできるんだ」
「すごい!CGかと思いましたw」
「おもしろ楽しく食事できて皆笑顔!」
など感心する声が寄せられると同時に、
「美味しそうだけど食べ物で遊ぶのはちょっと」
「...凄いんだが、食べ物で遊ぶのは如何なものかと」
と投稿者を咎めるリプライも目立った。
Rokusanさんがこの写真を撮影したのは、東京スカイツリー(東京都墨田区)の根元、東京ソラマチの中にある食品サンプル店「元祖食品サンプル屋」。
そう、この角煮のジェンガ、食品サンプルなのだ。
確かに、写真をよく見るとショーケースの中に入っていることがわかるが、多くの人がすっかり騙された。白状すると筆者もその一人で、「どうなっているのだろう......」としばらくの間写真を見つめてしまった。
作品が本物に間違えられると、食品サンプルの作者はやはり嬉しいものなのだろうか。
Jタウンネット編集部は28日、製作者に話を聞いた。