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葛飾北斎「富嶽三十六景」がまさかの立体化! 話題アートに込めたこだわり、作者に詳しく聞いた

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2019.11.19 19:11
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製作期間はたったの2週間!

Jade(@jad_ko)さんのツイートより
Jade(@jad_ko)さんのツイートより

作者のJadeさんは18年にもレジンで東映映画のオープニングを再現して、話題になった。岩場に打ち寄せる荒波が見事に表現され、絶賛の声が上がった。

Jタウンネット編集部が今回の北斎作品についてJadeさんに話を聞くと、

「昨年末に作った東映のオープニング波作品がとても人気になった後に、また平面を立体化する作品を作るなら次は北斎の波かなと考えておりました」

と説明。今回の作品はアートイベントでの出展に合せて2週間ほどで一気に仕上げたとのことで、驚きだ。制作の過程はツイッターでも紹介している。

Jadeさんによれば、波の部分は先に波の大体の形を油粘土で整形した後、シリコンで型取り、レジン流し込みの順に制作したそう。

出来上がった波に、あらかじめ作っておいた船をセットして白波を盛り付けた後、正面を上に横倒しにした状態で透明なレジンを何回かに分けて流し込み、仕上げていくのだという。

平面画を立体化するにあたっては、正面から見た時の雲や富士山などの奥の見え方には苦労したとのこと。この点については、まだJadeさん自身も納得がいっていないそうで、「修正してまた作りたい」と意気込んだ。

もともとハンドメイドの材料は「プラ板」という透明なプラスチックの板を使って作品を作っていたJadeさん。もっと立体的な作品を作りたくなり、より自由度の高いレジンを使った作品作りにハマっていったのだそうだ。

Jade(@jad_ko)さんのツイートより
Jade(@jad_ko)さんのツイートより

今回再度ネット上で話題になったことを受けて、

「東映の人だ!と言われて1年前の作品を覚えていただいていたのが嬉しかったです。今後も作りたいと思ったものを作ることで趣味を楽しんでいきたいと思います」

とした。

次は11月30日、12月1日に神戸サンボーホールにて開催される「いきもにあ2019」への出展を予定しているJadeさん(今回の作品は非展示)。今後の作品を楽しみにしたい。

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