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日ハム・田中賢介、500万円の銅像になる なぜ作った?球団に聞くと...

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2019.09.14 08:00
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球団「刺激を与えたくて」

早速、商品の狙いについて聞くと、

「話題をねらった商品」

とズバリ。予想はついていたものの、清々しいほどにストレートなコメントだ。

キッカケについて聞くと、9月27日対オリックス・バファローズ戦後に行われる引退セレモニーに向けて引退記念Tシャツやボールなどグッズで盛り上げてきたという。

それだけでも十分な気もするが、普通のグッズ販売にはないものを求めた。

「(グッズを)販売してきたのですが、刺激を与えたくて」

刺激の与え方がハードすぎる気がする。

また、この銅像には話題以外の目的がある。それが「技術」の紹介だ。

担当者によると、田中選手の3Dデータは「国内では唯一のもので撮影」された。実は田中選手以外にもスキャンをしていたそうだが、田中選手は間近に引退が迫っていたこともあり、データを活用した商品販売へとつながった。

この銅像のほかにもフィギュアが販売されるが、こうした商品を出すことで、

「今後、類似の商品が出せるかも」

との意図がある。野球グッズもどんどんハイテクになっているのか――。

田中選手の3Dデータ(提供:北海道日本ハムファイターズ)
田中選手の3Dデータ(提供:北海道日本ハムファイターズ)

担当者によると、後日ミニチュアのサンプルが届くとの情報を聞き、12日になってその画像を頂戴した。実物の質感はミニチュアだけでもじゅうぶん伝わってくる。

筆者もドキドキしながらメールを開封した。

ミニチュア版サンプル(提供:北海道日本ハムファイターズ)
ミニチュア版サンプル(提供:北海道日本ハムファイターズ)

ミニチュア版サンプル(提供:北海道日本ハムファイターズ)
ミニチュア版サンプル(提供:北海道日本ハムファイターズ)

重厚感がありすぎて一般向けではないのは確かなようだ。

ちなみに田中選手も「面白い」と企画に乗る気だったそうだが、

「ご本人にも購入を勧めます」

と担当者。まさか自分が買うとは予想していなかったであろう田中選手は、果たして提案に乗るのだろうか。

さすがに購入ターゲットは一般家庭ではないようで、担当者は

「田中選手の地元(編注:福岡県筑紫野市)や公園に買ってもらえたら」

と話していた。

取材した6日時点では注文がまだなかったそうだ。受注期間は9月30日まで。超レアでリアルな銅像をこの際いかがだろうか。

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