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1本30万円!高級すぎる緑茶が爆誕 なぜそんなに高いの?販売元に聞くと...

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2019.08.07 08:00
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マサさん渾身の「天竜茶」を水出し

太田昌孝さん(右)とロイヤルブルーティージャパン吉本桂子社長(左)
太田昌孝さん(右)とロイヤルブルーティージャパン吉本桂子社長(左)

電話で答えてくれたのは、ロイヤルブルーティージャパンの広報担当者だった。

「この商品は、浜松市天竜区の茶農家、太田昌孝(まさたか)さんが生産した煎茶『天竜茶』を、3日間かけて水出したものです。昨年の第72回全国茶品評会の普通煎茶(手摘み煎茶)の部(4キロ)で、農林水産大臣賞(1等1席)を受賞したお茶が使用されています」

商品名「King of Green MASA Super premium」の「MASA」は、太田昌孝さんの名前からヒントを得たものだ。

太田さんは、自然仕立ての茶畑を栽培し、手摘み茶葉を製茶まで行っている。

天竜区は、風が通り、水はけもよく、寒暖差があり、霧も立ち上る山間地特有の気候を持つ。味わいの濃厚な、良質な茶葉を育てるのに適した地域と言える。太田さんは、土に稲わらの敷き草を敷き、腐葉土が豊富なミミズが生息する、ふかふかの土作りから力を注いでいる。

新芽だけを丁寧に手摘みする
新芽だけを丁寧に手摘みする

天竜地区の水はけ、風通しの良い茶畑は、人の背丈ほどに根も生えているそうだ。茶摘みは、土の養分をたっぷり吸収した新芽だけを、年に一度、「一芯二葉」を、丁寧に手摘みしているという。

茶摘みの時期、多いときは300人近くが集まり、茶摘みをしたら、その日のうちに製茶する。仕上がるのは明け方にも及ぶという。

手摘みされた新芽を集める
手摘みされた新芽を集める

こうやって収穫された手摘み茶葉は、浜松市天竜区の太田さんの元から、神奈川県のロイヤルブルーティージャパンに届けられ、添加物をいっさい入れず、3~7日間をかけて水出しでお茶を抽出、非加熱濾過除菌製法を用いてボトリングされる。

ワインボトルを使うことで「いつでもどこでも誰がサーブしても、本物のお茶の魅力を正確に伝えられる」からだという。

木箱入りの高級緑茶「King of Green MASA Super premium」
木箱入りの高級緑茶「King of Green MASA Super premium」

「料理とのペアリングが楽しめる、食中酒ならぬ食中茶として、評価していただいております。とくにお酒が飲めないお客様に、お勧めいただくケースも多いようです」と、広報担当者。何かの事情でお酒が飲めない人には、高級ワインは飲めないが、高級緑茶なら、ちょっと試してみたい飲み物かもしれない。

いったいどんな人が購入するのだろう?というJタウンネット記者の余計な心配に対して、広報担当者はこう答えてくれた。

「晩餐会や、日本航空国際線ファーストクラス全線、ミシュラン星付の高級ホテル・旅館・レストラン等の華やかなシーンでご愛顧いただいております」。また「ギフトとしてお使いいただくケースもあるようです」とのことだった。

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