そこには、一人の芸術家の人生があった 三重の山奥に残る「陶芸空間」の壮絶な美しさ
2019.07.14 08:00
三重県の山奥には、一人の芸術家が人生をかけて作り上げた「陶芸空間」がある――。
そんなツイートをきっかけに注目を集めているのが、松阪市の山中にある「陶芸空間 虹の泉」だ。
日本の山奥に存在する異世界について話したい。
— あびる (@A_hit_A) 2019年7月6日
ここは虹の泉と言って、三重県の山奥にぽつんと存在するんだ。全て陶器で出来ていて、たった1人のおじさんが35年の歳月をかけて死ぬまで作っていた陶芸空間。巨大作品。 pic.twitter.com/ctUUTnlejJ
こちらはツイッターユーザーのあびる(@A_hit_A)さんの投稿。「日本の山奥に存在する異世界」として、西洋風の胸像等が並んだ陶器の庭園の様子を紹介すると、「すごい」「本当に日本かよ」との反応が相次ぎ、話題になっている。
この「虹の泉」は、三重県出身の陶芸家・東健次氏(1938-2013)が亡くなるまでの35年間の歳月をかけて作り続けた作品だ。敷地面積は5800平方メートル。その一面に、東氏の陶芸作品が広がっている。
東氏が亡くなってから6年。今回Jタウンネット編集部は東氏の遺族に改めて話を聞いた――。