ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
旅先いい話

「戦国BASARA」が参院選キャラに! 若者の投票率アップへ、高知県が武将を起用

笹木 萌

笹木 萌

2019.07.08 17:00
0

以前も起用したが...

選挙管理委員会の担当者によれば、これは広告代理店の提案から選んだもの。ここ最近はコンペのようなプロポーザル方式をとっているという。「インパクトがある」「若年層だけなく、中高年にも幅広く人気がある」と判断されたようだ。

たしかにインパクトはある
たしかにインパクトはある

さらに今回のキャラクター起用の一因には、2009年の宮城県知事選挙における、戦国BASARA・伊達政宗の採用がある。担当者は、

「伊達政宗を起用したところ、それだけじゃないと思いますけど、投票率が上がったというようなプレゼンをしていただきまして」

と話している。調べてみると、さすが独眼竜、宮城県知事選挙09年の投票率は46.57%と、前回の05年(40.35%)より6ポイントアップしている。

16年に実施された第24回参議院議員通常選挙の投票率は高知県が比例代表選挙、選挙区選挙ともに45.52%と過去最低を更新し、全国最下位。県は若年層の投票率低下を深刻な問題と捉えている。

そんなこともあり、「若者への啓発効果が高いのではないか」ということで、高知県では長曾我部元親を筆頭とした戦国BASARAキャラクターに白羽の矢がたったというわけだ。

日の目を見なかった2015年の高知県知事選挙
日の目を見なかった2015年の高知県知事選挙

実は2015年に実施された高知県知事選挙でも、選挙啓発イメージキャラクターとして、戦国BASARA・長曾我部元親が起用されている。しかし当時は候補者が1人しかおらず、無投票となってしまったため、

「残念ながら啓発としてほとんど日の目を見ることがなかったです」

と担当者は話す。今回は他のキャラクターを加えての再チャレンジとなるが、投票率アップにつながることが期待される。

PAGETOP