埼玉・上尾運動公園を代表するユニークな遊具が、使用禁止となった。 上尾運動公園の滑り台 インターネット上で「ウルトラマンの怪獣みたい」「白い怪物のような巨大滑り台」など、造形が珍しい遊具として日の目を浴びる存在だった。なぜ、遊具として使用できなくなっているのか。 「遊具としての安全基準を満たしていない」 上尾運動公園は国道17号沿いに位置し、1967年の国民体育大会の主会場として建設された。 その中の児童広場にあるのが、今回立ち入り禁止になってしまった滑り台だ。漫画の中に登場する怪物のような独特な滑り台は地域住民以外にも知られている。 2019年2月15日、実際にその場所を訪れてみると、カラーコーンとバーで周囲が覆われていた。滑り台の出口にもカラーコーンが置かれ、中に入れない。 近づくのは可能だが、滑り台としての使用はできない 周囲にあるバーにはラミネート加工された注意書きがぶら下がっている。 「こちらは遊具としての安全基準を満たしていない為、使用禁止とさせていただいております」 注意書き 滑り台の古さこそ感じるが、破損個所は見渡す限りはないようだ。 なぜ、立ち入りが禁止されているのか。この場所を訪れる前日の14日、上尾運動公園管理事務所の担当者に取材した。 2月7日から立ち入りができなくなっているといい、 「定期点検で基準に満たせない。使用すると危ないので立ち入り禁止にしている」 と回答した。改修などの予定は埼玉県でないとわからないとのことで、埼玉県都市整備部の大宮公園事務所の担当者にも話を聞いた。 今後、解体か改修になるのかを聞くと、 「未定です」 とコメントした。 また、立ち入り禁の詳細についても教えてもらった。 「滑るところが急こう配で傾斜も危険です。遊具としての規格が合致していない不適切な遊具なので使用禁止に。しばらくはあのままです」 やはり遊具としての安全性を優先した結果、使用禁止になったようだ。 「今まで大きい事故なかったが、今後発生しない保障もない」 とも話していた。 タコの山のように複数の斜面がついている ツイッター上では、 「これは珍しいから残して欲しい」 「こんな変わった形の遊具が無くなるのは残念です。基準を満たして継続してほしいですね」 「壊さないで頂きたい」 といったコメントが寄せられている。 遊具である以上、安全性が最優先。しかし、魅力あふれる姿だけにこのまま無くなってしまうのは少し寂しい気がする。