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パトカーを襲う「爆破」がインスタ映え! 福岡・筑豊で「黒岩軍団」になろう

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2019.01.11 20:00
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ロケの誘致に

空地の仕掛けが炎を噴き上げ、パトカーが走る――。その昔、「大都会PARTⅢ」(日本テレビ系)や「西部警察」(テレビ朝日系)、「大激闘マッドポリス'80」(日本テレビ系)など刑事ドラマには当然のように使われていた「爆破演出」。近年の地上波では滅多に見かけなくなってしまった。

そんなご時世にこれらの演出を生で楽しめるという。銃器発砲や銃撃戦、駅や列車を舞台にしたアクション映画の撮影体験、そしてパトカーを模した車から間近で起きた爆破を撮影する「爆破インスタ」が楽しめる。

公式サイトでは既に行われたテスト走行の様子が公開されている。

筑豊アクションプロジェクトの公式サイトより
筑豊アクションプロジェクトの公式サイトより

空地を走行するパトカーを模した車に襲い掛かる煙と火柱。あまりにも本格的で思わず画面に釘付けになってしまった。

この爆破インスタ企画は2019年1月20日に糸田町の道の駅いとだで行われる。

何故、このような企画が立ち上がったのか。公式サイトによると、国内では火薬を使用した大規模な爆破撮影、公道で実際にカーアクションが可能な場所が国内に少ないことに触れ、

「もし、必要な条件を揃えることができ、現実に可能にできれば、このニーズを町おこしや地域活性の一つに利用することができるのではと考えました」

と記載している。

筑豊地域の炭坑の跡地で全く手がつけられていない荒地や廃墟、シャッターが閉まったままの商店街の店舗、ほぼ車の走っていない道路――。これらを有効活用し「映画産業資源や観光資源」にしたいとも考えている。

それにしてもあまりに大胆な発想だ。Jタウンネット編集部は2019年1月11日、第2弾の開催地でもある池のおく園の総支配人に取材を行った。

早速このアイデアが生まれた要因について聞くと、飯塚市出身の映像作家・永芳健太さんが、

「空き地で町おこし」

を掲げた企画を打ち出した。総支配人によると永芳さんは爆破シーンの宝庫である「西部警察」に強い憧れをもって映画監督を志したこともあり「爆破イベント」のアイデアに繋がったという。

しかし、映画などのロケという要素のみでは「観光資源」の目標はあまり達成されないようにも感じる。

「ただやるだけでは来ない。みんなに来てもらう」

これが今回の「爆破インスタ」すなわち体験型のイベントに繋がっていった。こうした期待に応えるかのようにレース経験のあるドライバーの参加など本格的なチームで挑む。

既に国内メディアに留まらず海外メディアからの問い合わせもある。体験型にしたことで注目度がさらに高まった。

20日のイベントは既に仮予約の申し込みが締め切られているが、今後「銃器発砲&銃撃戦シーン撮影体験」と「列車&駅を舞台にアクション映画撮影体験」も予定されている。

刑事ドラマで渡哲也さんが率いた「黒岩軍団」や「大門軍団」の気分を味わえる今回の企画。ここから「町おこし」だけでなく、国内のアクション映画やドラマの再興が起こるかもしれない。

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