念願の田舎暮らし、でもヨソ者扱いで「仲間外れ」に... あの時、どうすればよかった?【ご近所トラブル大賞2018】
僧侶からの言葉――生きるというのは、「自分を持つ」というよりも「自分を捨てる」こと
初めは島の方々に歓迎されていたんですね。子どもの頃に巻き込まれてしまい、つらい目に会われましたね。
まさに、「郷に入っては郷に従え」。人とのお付き合いは、どんなことでも一度「受け入れる」ことが大切です。
生きるというのは、「自分を持つ」というよりも「自分を捨てる・なくしていく」こと。そういう修行の場所だと思っています。
いかにして自我というものをなくすか。その上で「自分」というのが生まれてくる。この投稿の場合、島の方々とある程度の人間関係が築けて馴染んだ上で、自分を出していけたら、何を言っても許される環境がつくれたのかもしれません。人間関係にはそういう一面もあります。
それができあがる前に自分を出してしまうから、「ナンダ?おかしい人だな」となってしまったのかもしれませんね。
とにかく、先に相手を受け入れることが大切。例えば、仏教の修行のひとつに「乞食行(こつじきぎょう)というものがあり、お布施でいただいたものは、どんなものでも忖度せずに有り難くいただきます。すべて受け入れ、生きる。それが徹底されるとどんな世界でも楽に生きられるというものです。
(浄土真宗本願寺派僧侶、四谷「坊主バー」店主 藤岡善信 談)
坊主バー
https://vowz-bar.com/
住所:東京都新宿区荒木町6番地AGビル2階
電話:03-3353-1032
ツイッター 四谷 坊主バー(@yotsuya_vowzbar)
「いつでも開かれたお寺」をコンセプトにしたカジュアルでアットホームなバー。現役の僧侶の話に耳をかたむけ、人生を語り合うひとときを過ごしたいと、世界中から客が訪れる。1日2度ほどお経の時間がある。オリジナルカクテルもあり、ハブ酒が入った「愛欲地獄」(800円)は、お坊さんがシェイカーを振って出してくれる。